今年の温室は気張りました 師走暖冬

「今年は暖冬かも」という長期予報にニヤリ。

あまりアテにはなりませんが、嬉しい言葉で、悪い気分はしません。全国的に見ても温暖なこの地区において冬のあの「びゅうびゅう」の北西風に「痛烈」を思う人は少なくないと思いますし、それに慣れていない他所から来た人のその違和感はかなりのものでしょう。

以前も記しましたがあの北海道から来た人も「参った」と言わしめる「強風」です。

 

よって「暖冬」がウソかホントか知りませんが、言葉だけのリップサービスであったとしても顔がほころんでしまいます。

 

かつて「暖冬」予想のあった冬も案外厳しい冬だったことを思うとまぁ「話半分」と思っていればいいのでしょうが。

 

先日テレビでカチンときた言葉が合って思わず見入ってしまいましたが、その人が発したものは「暖冬は困る」でした。

見ると、初冬が温か過ぎてスキー場がオープンできないとのスキー場管理担当者の談。まぁそれぞれが好きな事(風が吹けば桶屋が儲かる風事情)を放っています。

お天気の事情ですから人智を超えていますので放っておくほかはないでしょうがまずは自分の期待を。

 

夏好みの私は植栽も夏物ばかり。

今年は地植えして冬を何度も越して耐性をつけたブーゲンが12月に入った今でも咲いてくれるほどになりましたが、他のブーゲンの鉢物やハイビスカスの鉢は毎年、自宅2箇所に避難、越冬させていました。

 

また大切にしているベンジャミンの鉢植えを「えいやぁ!」で地植えチャレンジしたためそれを越冬させるためにいつもと比べてすなり大き目の温室を設置しました。

適当な材を組んで、梱包用テープでぐるぐる巻きにする、かなり適当な仕組みです。

 

ベンジャミン(熱帯性のゴムの木類)と家の中に入れていた鉢をその中に納めて冬場の管理をラクにするという作戦です。

一応ベンジャミンには茎に根巻用の布きれを巻き、地面には藁を敷きました。ハッキリ言ってベンジャミンの越冬は不安ですね。

ハイビスカスとブーゲンは何とかなることはわかっていますがブーゲンは今まで一度も外置きに成功したことがありませんので・・・。


ガジュマルはどうでもイイと思ってこちらに来てスグ地植えにしましたが、意外に耐力あってこの辺りの冬と風にはビクともせずに巨大化していますからそれをならっての冒険です。

ベンジャミンは本来高木で熱帯雨林では20mにまで成長するのですが・・・。

 

ということで完成させたインチキ温室の効果を。

今のところ日中の直射日光が当たる時間は33℃。夜間寒い時で5℃と凄い寒暖差。

さすがに5℃を切りたくないので、下部に灯油のランプを置けるスペースを作っています。

 

33℃の温室に顔を入れると「この中にずっと入っていたい」という気持ちになりました。

 

冬の楽しみとしては唯一「城歩き」がありますが、寒さはほどほどにしていただきたいものです。

「100%降雪はない」と豪語できる遠州相良海岸線に住む者の甘言でした。