過ぎたるは猶・・・ 「座り過ぎ」の健康リスク

かつて坊さんネタで少々やり過ぎの感があったNHKの人気番組、「クロ現」について、とやかくお国からのご指導もあったようですが、私からすれば毎度楽しく視聴させていただいていますので全然OKですね。

どのみちあの手の業界は多少の差こそあれ、おなじように「体裁」を整えるもの。もっと酷いものを挙げれば枚挙にいとまがありません。

 

国の寄合では御同輩の洗濯物泥棒の件なども周囲は全然OKの御様子で、その懐の深さ(色々な経歴をお持ちの方がいらっしゃる)と寛大さをお見せいただいています。メディア報道機関も配慮されて一律あまり取り上げていないようにも感じます。

御当人も「なんだって平ちゃら」の風が一番なのでしょう。

人は「厚顔無恥」と言いますがどこ吹く風の心境はある意味すばらしい達観。見習わなくてはならないところ多々あります。

普通の人であれば「下着ドロボー」をしてもしていなくても常人なら平静を保つことさえ難しいところです。

 

常人なら「・・・泥」のもし濡れ衣を着せられたら、心安からず件の言いだしっぺに面し、糺すというのが第一義。おかしな事でも言い出したら出るべき所に出るというのが一般人の考え。

御当人もそんな破廉恥な名誉にかかわる問題を「言わせておけ」とばかりにそれこそ「恕」の態度。

 

そうですね。もう、そっとしてあげておいた方がイイかも。

他人様の敷地に干された洗濯物を拝借して、当人が使用するのか通販で中古マニアに売るのか、それともほおっかぶりでもするのか、私などの素人には知りえませんが、何かの極まった理由があったのでしょう。

 

『歎異抄』にも

「さるべき業縁のもよおせば、いかなるふるまいもすべし」

とあります。

偶然にこの世に生まれえた私たちは、社会変化著しい中で突然教育者という立場となってしまった「親」の下で何となく育てられ、様々な環境や時々の生活状況、人と人との関わりの中で、今はたまたま法を逸脱していないだけであっても、もしかすると思いがけないような断崖絶壁状況に追い詰められた場合、その条件とタイミングさえ揃えば「何かやらかしてもまったく不思議ない自分がある」ということですね。

 

要は「他人の法外な行為についてカッカして怒るなよ、その前に自分の心の中でも覗いて見ろ」という宗教的思考なのです。

ということでここもやはり見習って「恕」の精神でしょうね。

はたして、それを理解くださる方がいらっしゃるかどうかは分かりませんが・・・

 

何でも「一番」の好きな日本社会。

ひとつこの件、名物議員さんとして気張って欲しいと思いますね。世界中どこを探してもおそらくいらっしゃらないのではないでしょうか。

昔からあの場では多様な方々の見苦しい御姿を拝見させていただいていますが、あの御経歴だけは未だかつてない断トツの超絶感があります

進退窮まったら吉本興業へ、一番の売れっ子、ブレーク間違いないでしょう。

 

さて昨晩の「クローズアップ現代 “座りすぎ”が病を生む !?」はショッキングでしたね。世の中では既に当たり前の様に対応を計っているようで「知らないのは私だけ」だった感。

聞けば全世界で一番日本人が「座っている国民」なのだそうです。1日のうち平均7時間は座りっぱなしとのこと。

 

データでは「一日11時間以上座っていると、4時間未満の場合と比べて、死亡リスクが40%高まる」と。病因は良く聞くそのものズバリの病名がオンパレード。

以前から「座る」ということがエコノミー症候群に繋がるという事から、「身体にとってイイ筈はない」とは思っていたもののまさかそれほど悪影響があるとは思いもしませんでした。

 

デスクワークが多い企業で社員健康の管理の必要性から机を高さ調整可変のものへ変更している様子も報じられていました。

適宜立ったままのデスクワークを推奨するというものです。

また、立ったままだと機敏にスグ動けるという利点があるとも。

座っていれば「よっこらしょ」ですからね。

私も最近、PC前で座りっぱなしでテレビを見るなどという生活が続いていますが、道理で体調が思わしくないと思った次第です。

 

画像は雨があがったあとの境内の様子。ケヤキは葉を落して散らかりっぱなし。ただし、今のところまったく寒さを感じません。親鸞さんの足元のハイビスカスは今年の夏の挿し木分。

今年挿したものが花を咲かすということほど嬉しいことはありません。まだ蕾を持っています。ブーゲンも花を落す雰囲気にありません。長期予報も「暖冬」とのことで予報とはいえ嬉しいですね。ただし週間予報、土曜日(報恩講)の雨予想は困りもの。