どうでもいいけど裁判所で逢いましょう 日歯連

秋になると横浜在住の頃行った県庁敷地の銀杏拾いと地裁の傍聴席で時間を潰したのを思い出します。

誰でも自由に傍聴できますから。

勿論傍聴無料。面倒な手続きも不要。

 

何となく行って掲示された予定表を見て開廷前に着座していればOK。モノによっては数分で閉廷してしまいますから選択が肝心です。まぁ慣れですがね。

テレビでよく見る行列のクジ引きなどは異例中の異例。「人気」のもののみで、ただの「事件」などガラガラです。

 

ある法廷でいつも野球帽を被っている「墓道」氏が、入廷してきた裁判官に一礼後、冒頭裁判官から「帽子を取りなさい!!」(相当怒っている風)と指摘されたのを思い出します。

私が気づいて「オイ」と隣席の彼に声を掛けましたが当初彼への指摘ではないと思っていたらしく、もしあのまま脱帽せずにいたら「廷吏に脇を抱えられて」などという今考えれば相当面白いことになっていたかもと、懐かしんでいます。

 

さて、あの紳士様(しんしよう)の方々の仰ることはこれまた御尤もと、面白がって昨日の報道を視聴しました。

あの団体の強制捜査が行われたのはかれこれ十余年前のヤミ献金事件だったでしょうか、よってこれで2回目の強制捜査。

普通は「みっともない」と思うのがスジ。

 

その、日歯連とは歯科医師会の政治団体で、歯科医師会に優遇利益となるよう政治屋さんにおカネを渡して何かを計らってもらおうと活動しているとのこと。

それにしても今回立件された迂回献金とやらのその額は庶民的な数字ではありませんね。

 

「凄い!!」と思うのは

①歯医者さんの会にはおカネがじゃぶじゃぶと、うなるほどあるのか、と思わされること②何度やっても懲りないんだなぁ、ということ③政治家を動かすにはカネがかかるのだなぁ、ということ④やっぱり政治とカネはつきもの、ということ⑤カネをかければそれなりの見返りがあり得る、ということ・・・でしょうか。

小学校の同級生に歯科医が居ますので今度会ったら「どうなってるの?」と疑問を投げかけてみようと思います。

 

まぁ逮捕されちゃった御三名様はこぞって御年七十歳を超えた先輩方。

⑥としてそのあたりの歳を迎えて余裕がありすぎるとやはり「何でもあり」の躰になるのか・・・とも考えてしまいます。

 

そして一番驚いたこと。

会の当事者ほか皆さんの「違法性は無い」「捜査そのものを驚いている」という発言。

しかし特捜の強制が入っての「逮捕」という事は紛れもない事実ですね。


自分のしたことが「違法性が無い」と思うことは結構犯罪者心理の一面ではありますが、その旨私どもがたとい承服させられたとしても、いずれにせよこれから司法の場に引きづり出されて、「したこと」の合法・違法については明らかにされましょう。

 

それまでその「ショータイム」(お裁きの場)はお楽しみ。

どうせ大層な保釈金が会の方から支払われてお家には帰って来られるとは思いますが、しばし収監の間、狭いお部屋の中での規則正しいスケジュール通りの生活、背広とネクタイを外しての健康食を味わってくださいませ。

 

ハッキリ言って七十歳を過ぎて行くところでは無いですね。

孫だっているでしょうに。それとも「おじいちゃんは悪くない」とでも?

執行猶予がついて実刑では無かったにしろいわゆる「前科もの」となりましょう。無罪でしたらごめんなさい。

私が引退後頭を冷やす時間を多少でもいただけるとしたら、沖縄の砂浜のデッキチェアーの上がいいですね。

そのまま定住してできれば読谷村の火葬場で荼毘に付してもらいたいものです。

 

逮捕に踏み切るかどうかはまず法廷を維持できるかどうかが判断の分かれ目といいます。

東京地検特捜部が「GO」したからには「いける!!」と判断したからで、まぁ勝負はついているようなもの。

無罪を言い張るのは自由、フランク永井の「有楽町・・・」ではありませんが「裁判所で逢いましょう」のつまらぬギャグまで出てきます。

 

鼻高々にしている人(少なからずそう見えました)がギャフンとさせられるのは浪花節のDNA。

時代劇、遠山の金さん、水戸の御老公と同様。

「おてんとさんの下」(座頭市)を歩けなくなるのは辛いことです。「御白砂」に「土壇場」はくわばらくわばら・・・。

所詮他人事ですが「沈痛の余生」なんていただけません

私は車の運転について気をつけようと心掛けます。一番の庶民の心配の一つですね。

 

画像は京都から次男が送ってきたもの。

まだまだミーハーな彼は、京都でも超メジャーでそこいらの繁華街以上に混雑する場所を訪れているようです。

よってどこかで見たような画像となりますね。

 

学校の方に時代祭のエキストラ(アルバイト)募集があったそうですが、あっという間に定員一杯になったようです。

当初から次男は張切ってその参加を周囲に吹聴していましたが、ガッカリの様。またチャレンジしてくださいな。

それにしても秋の京都、イイですね。

やはり青い空の背景は絶妙です。