考えたい 機に臨み変に・・・も訓練の一つ

一昨日からの有感地震は数時間のうちに計4回。

気分が悪いことですが、「小さいヤツで散らしてくれれば」などと無根拠なことを発して快眠した次第。

何事も無かったことに安堵しつつ目が覚めると朝は早くから結構強めの降雨・・・。

また雨で絶句。本当に突然の「夏期強制終了」には閉口ものです。今夏もまた「遊べなかった」と外を見ながら恨み節。

 

御前崎や菊川に午前中土砂災害警戒情報が出たこの日は総合防災訓練の予定日。

菊川では本当の避難勧告が出ていたくらいの豪雨です。

 

今年の当家は波津区内の仲丁組の組長さんを拝命しておりますので、昨日の日曜日は事前に法事の予定を入れないでおきました。これまで日曜日には法事が入っていてその手の行事へ顔を出すことは無かったのでこれもイイ機会と。


この日は朝から強い雨でしたのでひょっとして「中止になるかも」と思っていれば、朝8時の街区のマイクからの放送では「予定通り」と。

 

9時のサイレン、9時05分の避難勧告で小堤山へ集合するという段取りですが、当地の9時前後といったら最近では見たことも無いような土砂降り。

やれやれと思いながら、どうせ濡れるならと「ビーサンで・・・」というアイディアを思いつきましたが、「防災訓練でサンダル履き?」ということと「却って靴で行った方が安全?」と考え直して外へ。幸いにも「豪雨」でしたが風は無かったので傘は差せました。

境内は足の踏み場無しで靴は歩を進めて数秒で浸水。

その後ズボンも水浸し。帰りにはズタぼろの水浸しという感じ。これなら「ウェットスーツに裸足」というスタイルもまんざらOKだったかも知れません。

 

まあそんなものだろうとは覚悟の「避難訓練」でしたが驚いたのはこの荒天にもかかわらず区内老若男女、目標地点に向かってぞろぞろと。

ひょっとして参加者は「極めて少ないかも」と思っていましたのでこれは最大の驚き。当地の人はみな真面目です。


傘は出来るだけ直立して深めにしておきたいという気持ち。

知り合いの方と目があえば挨拶しなくてはなりませんので、少しでも余計な動きを慎もうと心掛けていました。お辞儀などすれば余計に冷たい雨に曝されることになります。

できるだけ淡々と時間を過ごしていこうとの算段です。

 

それにしてもお役に当たっている人たちは大変です。

道路を渡るための交通誘導は一番キツイですね。そして人数をカウントする人も・・・。

会長さんたちが傘をさして並んだ皆さんの前4~5m先へ出て、防水処置したハンドマイクにて挨拶をしていましたが、まったく雨音で何を言っているか聞き取れず。連絡事項など次々と述べておられましたがそれもまったく聞こえず。


まぁこれこそ「参加することに意義がある」という前の部分を「ズブ濡れになることに・・・」に変えて開き直っていた次第です。風邪でもひいたら地団太モノですので帰宅後シャワーで暖まりました。

 

明らかに80歳近いお婆さん含め年配者が参加していましたが滝の如く流れている階段を降りる姿を見てハラハラしましたね。

ちょっと気の毒すぎ。

訓練で命落したらシャレにもなりませんから。


一つ思う事。地震は天候を選んではくれませんし日頃の心構えは大切です。しかし所詮「訓練」。もっと「臨機」に行きませんかねぇ。私は中止の決断もアリかなと思いました。

ちなみに焼津と藤枝は「外部での訓練すべて中止」でしたからねぇ。

案外この「決まり事を遂行」するということよりも現状を見て臨機応変に動くことが命を守ることに繋がるような気がしました。文句は傍観者だから言える事か・・・。黙っているが肝要。

頑張っている人もいらっしゃいますから。

 

④近くのどぶ川(白いフェンスの右)が溢れていました。

通常1m以上の深さがありますがあの様は初めて見ました。

牧之原等海岸部の豪雨は珍しいことでした。


このついでに「豪雨後にプールになってお参り出来ない」という東側墓地を見てきました画像⑤⑥。

「コレは酷い」と昼間一日コンクリを敷設するか浸透桝の設置かと考えていましたが雨が小雨になった夕刻には水はスッキリと消えていました。

土砂降り後は時間をおいてお参りいただければ問題なしかと・・・工事費節約の目が出ましたので様子見ということで。

 

また、安堵したことも。

それはこんな日に法事を入れていなかったことはとても幸運なことでした。参拝者正装はズブ濡れ、お墓参りもできやしませんので法要は台無しですね。本堂内もかなり湿気たことでしょう。

たまたまずっとこの日をお断りしていて良かったと思いました。