牧之原市 どうしようか考えていません

牧之原市に住んでいると「まきのはら議会だより」というA4カラー刷り20ページ弱の冊子が配布されます。

8月15日発行の第39号(こちら)を毎度同様、ぺらぺらっと捲れば「マリンスポーツ施設の充実」の展開についての一般質問がありました。

夢としてこういう方向性は私は嫌いではありませんので、期待しないわけでもありませんが、やはりあくまでも夢で終わりそうなレベルのものでしょうね。

 

基本的に海で遊ぶことはタダなのですが、付加価値をつけたサービスとエンターテイメントな関連娯楽施設で客を呼び込める計画があり得るかという質問だと思います。

日本では一部原発等施設と基地施設等を除いてプライベートビーチなどなく海遊びにお金はかかりません。現状わが町の海に遊びに来て戴けども「サービス」を提供する施設を整備しなくてはおカネを落してもらえませんね。

 

大きい夢を描くと沖縄のホテルでお客さんを遊べるようなリゾート型の施設をつい連想してしまいます。しかしコレは相当おカネがかかることですね。

それでいて本場の沖縄でさえお客は減っている様、内地の天候不安定で日々大いに当たり外れあって集客が増減する、まさにウォータービジネス、「水商売」型、手を出せば火傷では済まないかも知れません。

今後温暖化が進んで沖縄並の夏が続けば少しは期待は持てましょうが、冬から春にかけての北西の強風に楽しんで海で遊ぼうという人は居ないでしょうし、温暖化傾向は強大台風を頻発させて、ますます施設稼働のリスクは増えるでしょうね。

 

かといって牧之原市といえばお茶畑と駿河湾がウリ。

お茶が低迷している今、同様に低迷しているとはいえ、「海遊びの提案」をしていくことは悪くは無いと思います。

現実、この太平洋上に台風がある日曜日など片浜から地頭方まで、どうすればこれだけ集まれるのかと思うくらいサーファーが大挙していました。

 

議会の質問にもありましたが地頭方漁港脇はジェットスキーのゲレンデ化していますが、サーフィンでもジェットでもポイントは公衆トイレやシャワーですね。

 

さて、どうのこうの言いながら「水」という市民サービスをタダで享受している外からの「お客さん」から少しでも何か徴収できないかということは私も思います。

牧之原にやってくるサーファーたちは決して商店街などにはやってきません。タダ駐車場の漁港付近に車を置いて水は設置された施設から拝借。カネを落すとしたらせいぜいコンビニ程度でしょうね。

 

思うに「水」はタダではありませんね。すべて牧之原市の支出になっていますので税金です。市民に負荷が掛かっていることは確かですが、市外からの来訪するお客様のお遊びに1年間に如何ほどのお水の代金、トイレ等施設維持費、ゴミ処理費を試算したことがあるのか、私はそこのところを質問したいものです。

 

だったらサービスをシステム化しておカネを徴収した方がマシだとは思いますが、私も経験がありますが、あの手のお遊びをする人たちは出来るだけおカネはかけないよう努力します。

水の利用に規制がかかるのなら、「ペットボトル」で対応するでしょう、きっと。

申し訳ありませんが、私など未だかつて「海の家」的有料施設を使用したことは一度もありません。彼らは「顧客」にはなり得ないでしょうね。

 

ただし、夏場の地頭方港脇の「ジェットスキー場」のシャワーとトイレは考えた方がいいのでは。

ジェットスキーの管理としてエンジン内含めて真水での水洗は必須。

そこで皆さん現場でお手入れ。公衆トイレから自作ジョイントキットで接続したホースを引っ張ってきて水洗し放題。

我が物顔とはこのことですね。

もはや「水くらいいいじゃん」のレベルではないでしょう。

そもそも市民サービスとしての施設が部外者によって占拠される状況、そろそろ何か(野放しから管理を)考えたらよろしいかと・・・?

 

画像は片浜坂井漁港の様子。

日曜日は救急と消防のレスキューと警察が呼ばれたようですが、結果何事も無かったようでした。画像は漁港の公衆トイレ前。

 

台風が来て絶好の波がたってサーフィンを楽しむのは勝手で自由。すべて自己責任ですが、「すわ遭難」と「119」。

レスキュー呼ぶのもタダ。

お騒がせで大のオトナが複数車両で集められていましたが、これも市民向けサービスの一環。税金で賄われています。

救急・消防が出払えば他所の現場や家庭でワリを喰う市民もいるでしょうね。

あまりに酷く目に余る状況が続けば「締め出しちまえ!!」の声も出てきても不思議はないでしょう。

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コメント: 2
  • #1

    小山昭治 (月曜日, 24 8月 2015 09:08)

    あんなに大勢来るのにどうしたらいいのでしょうね。
    金は使わない、ゴミは残す。事故が起きれば地元が負担。
    しかし もったいない。
    静波のように大会をしても地元に落ちるものは少ない。
    海岸を清掃するとペットボトルがたくさんあります。
    コンビニ業者は売るだけ売って片付けをしようともしない。

    でも何とかしたいですね。「締め出し」はしたくないですね。

  • #2

    今井一光 (月曜日, 24 8月 2015 20:10)

    ありがとうございます。
    人を集めるということはそれなりの負担は覚悟しなくてはならないでしょうが、
    マイナス要因ばかりでしたら困りものですし空しいですね。
    どうせならその道(海系)に特化するくらいの勢いで町おこしをするというのも手かも
    しれません。
    いずれにせよ様子見を続けて何もしないというのもつまらないことです。
    まったく悩ましいテーマではありますが。