松平家菩提寺岡崎大樹寺 八代揃い踏み

三門からストレートに岡崎城が望める位置にある大樹寺は松平氏の菩提寺ですね(場所はここ)。

松平家の四代親忠が創建(文明七年-1475-)したお寺です。

岡崎市がそのストレート上に高層建築物を建てさせない条例を出しているというのも粋な計らいです。

その画像は以前記したブログを参照していただければと思いますが、その際松平家代々の墓については触れていませんでしたのでこちらで改めて。

徳川家がスポンサーになっていますから江戸期の隆盛は十分に推すことはできますが、今川時代辺りから相当怪しくなった時期もあったでしょうね。しかし何と言っても後の徳川家の発祥に一役買った寺でもあります。この寺のおかげで家康が生かされたという歴史は有名なお話。


桶狭間で今川義元が信長に打ち取られたあと、大高城に居た松平元康(家康)は何とか岡崎城に入って独立して信長と同盟・・・というのが端折った桶狭間後の家康の武勇の始まりですが、実はほうぼうの体で故郷の岡崎まで逃げ帰って、ご先祖が眠る松平八代の墓前で腹を切ろうとしたという経緯があったといいます。

昔見た古い映画でもそんなシーンがありました。


大樹寺住職の登誉の説教に思い留め「厭離穢土 欣求浄土」の旗を元に僧らを武装させ、包囲した織田勢を追い払っています。

大樹寺の宝物殿で有名な歴代徳川将軍の身長と同じといわれる位牌は興味深いものがありますが、撮影はできません。

しかし裏の墓地はお参りは自由です。

確かこれまで一度も画像をアップしていませんでしたので一度に並べさせていただきます。


①親氏

②泰親

③信光

④親忠

⑤長親

⑥信忠

⑦清康

⑧廣忠

⑨オマケ家康