「徳川家臣団-子孫たちの証言」小和田先生監修

本日は拝読と御視聴の宣伝をさせていただきます。

ご興味のある方はどうぞ。いや、よろしくお願いします。


静岡に所用で行きましたのでその拍子でセノバ辺りをブラついて、ハンズで仕事中のG氏にちょっかいでも出そうかと立ち寄るも、その日は生憎見当たらず。拍子抜けして、あのやたらにデカイ本屋に移動してブラブラ。すると・・・驚きましたね。


そちらの書店の歴史関係コーナー(学術書も多し)は一番奥の突き当りになりますが、通路に面した結構目立つ場所にその本は重ねられていました。
年が明けて日坂法讃寺さんの成瀬暁心翁之碑の口語訳や、成瀬氏研究でご指導を賜っている林信志氏(やはり成瀬家の縁者)から「紹介しました」との連絡があってから、
2.3月頃、静岡新聞社の出版関係の方たちが当山に来られて、「当家の縁について聞かせて・・・」ということで時間をもったことを思い出しました。


その際たしかこの本のタイトルと同じようなことを仰っていましたので、「まさかなぁ」と思いながら手にしてみると・・・何と私のニヤけた顔写真付き(それも私服でマフラーが異様)で当山大澤寺が紹介されていました。


内容は私がいつも記していることで目新しいことはそうはありませんが、まぁありがちな「ちょろっ」と的体裁ではなく結構ページが割かれていてかなり突っ込んだものでした。


インタビューをされて好きなこと、思い付きをペラペラと恥ずかしげもなくおしゃべりしたのですが、割愛された部分が殆どなかったことにも少々驚かされました。

勿論、小和田哲男先生のお墨付き。

大御所没後400年に併せた企画だったのでした。


発行日を見ると4月初・中旬。

書店には結構顔を出していますが、まったく気が付きませんでしたね。相良のTSUTAYAあたりでは史跡研究会の中村先生らの著した「田沼・・」と「文芸さがら」が並んで置いてあるのは気がつきましたが、あらためてその書店と総代の布施書店を探してみると、なるほどしっかりとその本が積まれていました。


布施書店はお店に入って一番目立つ棚でした。

出版後ひと月以上たってからやっと、それも何となく気づくとは注意力散漫、ああ情けないこと・・・。しかし1か月以上経た現在、どなたにも「見たよ」と言われていないというのも、ちょっとね・・・やっばりマイナー世界に生かされているのですね。


この本はこれまで知り得なかった家康家臣団の存在と歴史にスポットがあてられていて、切り口が今までの歴史書とは少しばかり違います。

価値ある277ページ単行本。新しい発見多数。1600円(税別)。

さあ、買った買ったぁ・・・・かといって私には一銭も入りません。

ちなみにAmazonだとこれ

当山でも回覧して檀家さんに宣伝することにいたします。


さて、今一つの宣伝がコレ。

是非に御視聴いただきたいのが以下のテレビ番組です。


「歴史秘話ヒストリア」

    ★平成27年5月27日(水)22:00~

                     (再放送:翌週水曜14:05~)

タイトルは

 「師匠、オレは戦国大名になる!

           “やられ役” 今川義元の真実」です。


今、私も勿論賛同させていただいていますが、

密かな駿河のテーマとして「今川義元の復権」があげられます。

「暗愚な貴族趣味の大大名、今川義元が僅かな手勢による信長の一か八かの偶然に倒れた」という、これまでの歴史書にありがちな固定的な観念を払拭し、真実の義元像を描き直そうというものです。


この番組にも小和田先生の元にテレビ取材が来られてお話をされたそうですが、番組がどのようにまとめられて完成しているのかは、視聴しなければわからないとのこと。

私もとてもこれまでの太っちょで白粉スタイルでひーひー言って逃げ回る義元から「カッコいい」武将の義元への脱却を楽しみにしています。