カメラを構えてみれば 電線と電柱とアンテナ

デジカメ持って歩き「これはっ」と思ったら何となく構えてシャッターを押している自分があります。

私の場合は色々と人様が気にしそうなメカニックな操作をせずに適当に(オートフォース)バシバシ撮るだけですが。

ところがファインダーを覗いて、毎度「何だよコレ!!」と吐き捨てるように呆れかえっているのが無様な電線と電柱時に道路標識です。

「観光立国」とかを目指しているワリにはみっともない姿を晒しています。

 

これは海外では常識の如く進んでいる「電線地中化」後進国を表しているのです。

日本人には少なからず電信柱と電線は街に「つきもの」と特に違和感はないのでしょうが、それは日常化しているからですね。観光客として他所に行き、カメラでも向けようものなら、その「不細工」に対しての嫌悪を抱くものでしょう。

 

コストもかかって、いったい誰がそれを負担するのだという問題もありますが、地中化することによってデメリットを被る人が居て、なかなか賛同してもらえないそうです。

 

そもそも歴史的観光地にそれらが鎮座し美的空間、風景を分断するように雰囲気をぶち壊していることとそれが大きなマイナスなのだということに気付かなくてはなりません。

まさに恒常化した風景となって、違和感すらないというのがこの後進国の現状です。

まずは観光地、歴史的遺構の残る「‎重要伝統的建造物群保存地区」なる難しそうな場所は真っ先にそのことを考えて頂きたいものです。

 

画像は坂本の太閤桜。

道路際、電線と電柱を通してのみ撮影可能の桜です。

画像は昨年のものですが、今年の咲き具合はどうでしょうか。

相当早いようですね。

次男からの連絡では「京都の桜は終わったよ」との憎まれ口。

まるで長年京都に住んでいるが如くの口ぶり。

 

ずっと空はぐずついた天気。どこからともなくアメンボが大量に。


本日はその電線の桜に再会に行きます・・・