伊豆屋伝八文化振興財団 助成金授与式

絶好の御日和の中、駿府駅南の「伊伝財団」へ牧之原市教育委員会の岡村氏と参上いたしました。

ブログでもお知らせしていました「丸尾月嶂」の襖絵8枚の修理費用助成金授与式です。

(ブログ2015.2.12ほか)

 

事前情報殆ど無しで私としてもただお伺いして丁重に助成金頂戴の御礼を申し上げる程度と思っていましたが、雰囲気は重厚で少々驚きました。

一言でいえば「私が居てはいけなかった場所」という雰囲気でした。何より服装を間違えましたね。というか己のバカさ加減にまた苦笑いです。

 

坊さんの「正装」というか道中着である黒衣と輪袈裟は羽織っていたものの、その下は普段着でした。

「さりげなく参加」というイメージで靴下にスニーカーでOKだろうと勝手に解釈して呑気な顔で参上しましたが、行ってスグそのノー天気は後悔に代わって行きます。

襦袢に白衣+白足袋に草履姿で来れば何でもなかったのですが既に遅し。

 

スニーカーの方などは皆無。何気なく着込んでいた衣の下はボロボロのトレーナーに襟巻だったのですが、考えてみれば何処をとっても「みっともない」風体で、みすぼらしさ満点、もはや隠しても隠しきれない状況でいつもの如く、開き直りました。

「さりげなさ」=「自然」でこれこそ「普段着だ」は短絡なのですね。

 

当然に授与者の名簿を見て驚きました。

臨済寺、静岡浅間神社、久能山東照宮、府八幡宮等々駿遠の名所旧跡名勝の類、その名は歴然、当山と比例するには将に畏れ多しというところです。そして寺院代表者は皆さん「正装」でした。

 

名簿の1番上であったことからおおよそ見当はつきましたが、やはり最初に声がかかりました。何事も「皮切り」というのは結構どぎまぎさせられますね。要は授与の仕方と敬礼をどういう流れで収めるかです。

私の「進み方」はシンプルに正面のみに頭を下げて段の方向へでしたが皆さんは、左右の席に振られた理事の方々の方向それぞれと、参列者に向かって丁寧にご挨拶していました。

 

おそらく2番目だったらそのようにしたのでしょうが、自分的にはちょっと「しつこいかも・・・」と思ったのでした。経験不足の私にとっては無難な2番手3番手がよろしかったようで・・・

 

追い打ちをかけられたのは「各授与者」の一言挨拶・スピーチの時間があるということ。まったく事前に知らされていなかったことと、おそらく今回からそのようになったようなのですが、そのイキナリの振り・・・というのにも参りました。

すべて私の力量の問題でした。そのあたりこれからどんどん経験を積ませていただければと思っています。

 

講演会等の内容にも新しい発見があり、とても有意義な時間をすごさせていただきました。ありがとうございました。

つくづく思います。伊伝さんの活動こそが静岡県の宝であり財産です。