耳に障る語 「多死社会」 厭だねぇ・・・

昨年1年間で亡くなった人の数は127万人。増え続けているそうです。

ピーク予想は2038~2040年で166万人という数字が出ています。私もまあその頃まで生きていられれば御の字かもしれませんが・・・。

出生率が下がって死亡者数が増えるというのは「お先真っ暗」を示唆していますね。もはや「打つ手なし」の躰でしょうか、この国・・・。

 

昨晩のニュースで標記の4文字について触れていました。

あまりに死者が多いので「火葬場が間に合わない」ということが主題です。

その4字はいわゆる「高齢化社会」といわれそれなりに耳に馴染んでいた言葉ではありますがその時代の次のステップがコレだとのこと。

要は人口の大部分の世代の人たちが「そろそろ寿命・・・」という時期に到達したということです。

 

テレビで映された画像はお茶の間ではそうは無い、火葬炉の中の寝台。あまり目にしたく無い光景ですが、それだけに話の内容はインパクトがありました。

ブログでも首都圏の火葬場事情に触れていましたが、1週間~10日の「待ち」は当たり前でしたね。予約までの安置する場所が不足していることも耳にしています。

この事に目をつけた業者が市街地に仮安置場を作ったそうですが、近隣の人の耳に入って問題となったという話もありました。

 

各自治体の対応は火葬場の新設をしたくてもそもそも財源が不足しているということもありますが、増設しようにも新設する場所が無いとのこと。皆さんいずれ自分たちが御厄介になることは重々承知してはいるものの、いざ自宅近隣にコレがやってくることには大反対の嵐が噴き出すというのが大抵のならい。他人の死だから「他死社会」かも・・・。

 

というわけで打開策は①受付時間の延長②収骨の迅速化だそうです。

②の方は首都圏では40分程度という場所はザラですね。

相良は約90分で以前は解説付き、余裕あります。もっとも人口密集地ではありませんが・・・「処理」を早めるということですね。

①は開始時間と終了時間を前後2時間程度延長するという試案だとのこと。稼働率をあげて回数をこなせば対応ができそう、というものです。

 

病院で早々に追い払われて、死に場所に右往左往、こちらでもさっさと片付けられるという終末の姿、誰が想像できたでしょう。

 

画像は塩買坂の日没と御前崎海水浴場の広場。