狐につままれている感  原油半額も電気代値上?

オカシな話と「ほうっ」という地元の話題。昨日は、人は「変化」に弱いと記しましたが今劇的に変化しているものがあります。原油価格ですね。

①ロシア殺し(イランも含む)

②天然ガスブーム封じ

とのことですが、サウジアラビアの新手の手筋に世界中が混乱しかかっています。逆オイルショックともいうのでしょうか。

OPECの市場支配力ナンバー1の産油国サウジの戦略です。

 

原油の市場価格は需給関係で決定しますが、これまでずっと騰がりつづけていたことだけは記憶にありますね。

灯油価格もガソリンも軽油も最近のそれで大分値下がりしたとはいえ一昔前は今よりもっともっと安かったはずです。

 

以前のサウジは価格が上れば「増産して対応します」といいながら石油価格を上伸させていたことは見え見えです。その方針で他の石油産油国は潤って、日本などの石油消費国の庶民生活は苦しくなったという構図がありました。

 

いつものことだったら今のような厳冬期といえば必ず「消費が伸びる」ということで原油価格が上がって、当然の如くガススタンドなどの消費者が買う末端価格も「どうのこうの」とこじつけられて値上げされ、私たちは「しょうがないねぇ」とボヤキつつもその価格を呑み込んできました。

 

ところが今回のショックはこれまでと違うのです。

サウジは原油の値下がりを許容し、それを利用して逆にサウジの反意(①②等)を一掃しようという作戦です。

我慢比べではサウジの独壇場。これまでため込んだ外貨は無尽蔵の如くです。通常ならば減産によって価格下落をストップさせるのですが、減産はせず市場にはジャブジャブに溢れさせてとことん原油価格を下げさせるというものですね。

 

アラブ系二大宗派対立も関わりがありますがとにかくロシアの経済制裁が色濃く現われています。ロシアはシリアも支援していますからね。

というわけでワリを喰っているのがロシア進出企業(自動車産業)を抱える日本など周辺国と、石油頼みで外貨を稼ぐ中小の産油国なのでした。それらの国に投資している国も結構ヤラれているようですね。

 

まあ、サウジ等産油国は天然ガス、シェールガスブームと自然エネルギー、そして電気自動車ブームに火を点け、散々石油に依存して産油国にホイホイしていた日本などが徐々に他のエネルギー源にシフトしていく姿に腹を据えかねたというのが今回サウジが臍を曲げた理由なのでしょう。

 

そして私が疑問に思うのは、

原油価格が半値近くまで下がったのだから

①-1ガソリン代を半値近くとは言いませんが何故にもっと劇的に下がらないの?

①-2同上にもかかわらず電力会社は電気代を値上げするの?

というところでしょうか。

最近はクロダ日銀の禁じ手による円安もありますが、これまでの円高の過程で輸入品の恩恵もかなりプールされているはず。

 

これはね、私が思うに安直に値下げしてしまうと誰かさんたちが公言した「2%のインフレ率」が達成できないからなのでしょうね。何より儲かった分はちゃんと行くところがあるのでしょう。どこか知りませんが・・・

 

ボクたちはやはり生活に直接かかわる燃料代は1円でも安いのが有り難いのです。国民にとってわかりにくく決して優しくない価格構成というのが現状です。

凄いトリックがあるのでしょうか、それとも日本人みんなお人よしのバカ?・・・

 

「ほうっ」と思ったのは民営化した相良の火葬場の職員に比較的若い?女性が入社したことです。

私の女性の齢の見た目の感覚は完全に壊れていますので本当のところよくわかりませんが・・・。

13日から研修として入っているそうですが、やはりあの冷たくて悲しい場所への女性の進出は花になるでしょう。

この手の場で女性職員が働く様子はこれまで一度も遭遇したことが無く、非常に新鮮な思いです。

 

収骨室にて声を掛けてちょこっとご挨拶。掛川からだそうです。それにしてもこの場所でもしや根ほり歯ほり色々聞き出して雑談に花を咲かせたとしたら相当の「シャレ」でしょうね。「坊さん収骨室で何やってんだ?!」です。勿論皆様もお控えくださいよ。

といいながら息子に「お前が一番バカ」と罵られました。

もう既に父親の権威など見る影もありません昨今です。

 

とにかく長続きしていただき、相良の「名物」として気張っていただければと思います。きっと先輩たちをあっという間に抜いて人気者になることうけあいです。

 

画像は昨日のWTI(原油先物)価格表といただきものの「柚子小最中(ゆずっこもなか)」―掛川仁藤町桂花園。一口サイズの最中です。

そろそろ柚子風呂の季節ですが、柚子風呂は無性に体が痒くなるのでこの柚子風味の白あんが詰まった最中をお茶うけに食して風呂に入ります。