当山の今年の報恩講 7日「逮夜」8日「日中」寺楽市

毎度月並み失礼様でございます。

早いもので報恩講ですね。昨夕は前線通過で信じられないような豪雨に見舞われました。遅くなって風が出て雲を吹き飛ばして天気の回復は間違いないところ。月が出ていました。

 

各家「お取越し」も残すはあと少しで、当山はこの報恩講が終われば「今年はもうお仕舞」という雰囲気が漂ってきます。

 

思えば昨年の報恩講は小和田先生を招いての牧之原歴史講座でした。おそらく報恩講で「お客僧」ではなく、「歴史」の先生をお招きしてお話を聞く機会を持ったというのは当山が初だったかもしれません。

とにかくも皆様方には私のやりたい方向にお付き合いいただいて日々感謝しております。

 

当初は報恩講に「真宗のお話でなくていいのか」という、疑心暗鬼がありましたが、今度のこの時期、大谷大学で小和田先生を招いていましたね。内容は「神仏と向きあった戦国武将」であったものの宗旨とは一見畑違いを感じましょう。

しかし、「日本の歴史」を知ることが日本人そのもの生き方を理解するのみでなく、つまるところ「私自身」の内面をも知るに近道となるということを本山系の学舎として容認したものと勝手に理解して、喜んでいます。

大谷大学が先生をお招きして講演会を催す1年前に既に私の寺で開催していたというのはその方向が、これもまた勝手ですが「追認」されたという安堵もあって満足しています。

 

さて、今年の報恩講は講演無し。

講演の代わりに、「寺楽市」をもって境内繁盛に重点を置きました。御開祖の御縁を檀家さん主体の「楽しみの場」として盛り上げるという方向です。

婦人部の皆さん~敢えて今しきりに名称変更している「女性部」ではなく昔ながらの「婦人部」を踏襲しています~と世話人の精力的な宣伝活動には恐れ入ります。

 

境内では8日、牧之原出身の尺八・篠笛奏者、縄巻修巳さんをお招きし時間内、「なんとなく演奏会」を開催しています。

檀家さんも檀家さんでない方も是非に遊びに来てください。

 

11月7日金 1800 逮夜

11月8日土 0600 晨朝

11月8日土 1030 日中 0900~1400頃 寺楽市


今のところ週間予報では8日「晴れ」でしたが・・・。