「戦国武将と神仏」 大谷大学博物館2014年度特別展

10月10日は愚息の大学入試の合格発表の日でした。

午前10時発表ですから昨日の松永同様10並び。

今時はネット発表ですので、その時間になったら指定のサイトにアクセスして受験番号を入力するのみですからお茶の間で合否の確認ができます。現場に赴いたり、試験会場で事前に電報を頼んでおくということはいたしません。

 

親としては通常の思考と思いますが、デキの悪い「どうしょうもない」小僧の、ため息連発の高校生活ではありましたが、親心としては何とかなって欲しいと雲をつかむような思いで、「自己推薦入試」というものを受験させていました。

 

「受験」といえば、年が明けて2月~3月のはずと思われる方もいらっしゃることでしょうが、最近になってそのような入試をする学校も増えてきたとのこと。

受験生としては合格したら絶対に入学しなくてはならないという「縛り」のある入試スタイルですが、そもそもそちらにお世話になるのみの躰、それ以外選択肢は有り得ないという愚息としては、年明けの一般入試もあってチャンスは2倍、そして何より早く決まってしまえば「受験戦争」(私のイメージ)などどこ吹く風となって、これから半年近くは私と一緒に寺務に携われるという大きな利点があります。

 

結果は何とかおかげ様で「合格」をいただきました。

気が利いていて時間差でポストには「合格証」が届いていました。

これで4年間、彼奴が無事に学校で過ごしてくれれば16代目が見えてくるというものです。

あまりにもスンナリ行きすぎて、まったく回り道をしていないという所が少々怖いですね。

卒業という大業が為せられれば、私の状況を見ながら、社会勉強としてどこかの会社に身を投じて、「厳しい社会」を味わってもらわないといけませんね。

「獅子の子落とし」ではありませんが本当のところ「谷深き」とは言わないまでもそこそこの崖からは突き落としたいところではあります。

 

私の父の時代は戦争という大苦労を通しました。

私は大学受験、受験戦争のピーク時で私の好みの学校のみの受験でしたが合格発表日の各学校の掲示板前での数多の屈辱を味わったものです。

寺とは関係の無い学校と学科で、真宗大谷派の教師資格を取得するために別の夜学(専修学校)に通うという遠回りをしましたが、私にとってはすべての遠回りが素晴らしい経験になったと思っています。

ということで愚息は遠回りというものが皆無、調子よく要領のイイ世渡り上手の「阿呆」が出来上がってしまうという構図だけは回避したいものです。

 

それにしても先般は少子化によって「代々木ゼミナール」等の予備校稼業が縮小傾向というニュースがありました。

私の時代は名門の予備校ということで一種のステータスの如くの存在感ある入試対策の予備校でしたが、うちの愚息でさえあのようにいとも簡単に学校にあがれるほどの子供の居ない時代ですから浪人生はさぞかし少なくなっているのでしょう。

たくさんの学校も生まれて知らない大学の名も溢れていますしね。

大学の方も門を広く開けていなくては学生が集まってくれないのでしょう。


そういう時代ならではの状況が彼奴が調子に乗る要因となったたようです。

しかしやはり「おまかせ」とは口で言っていたものの「合格」という御しるしをいただけばつい口元が緩んでしまいます。

何しろ無事に全うしていただきたいものです。

バカ息子に関わっていただいたすべての方々に感謝いたします。ありがとうございます

 

標記大谷大学博物館の企画タイトル。

戦国ファンなら絶対に行きたいと思っていたところに本日招待券が舞い込みました(通常500円 障がい者手帳お持ちの方および介助者の方1名まで無料  70歳以上の方は無料)。

小和田先生の特別講演の日程もあってまさに垂涎の催し。

期間中2件の特別講演があります。

充実した展示内容の本会場入場料はリーズナブル、講演会は無料とうれしい企画です。

 

 

聴講無料・一般来聴歓迎・事前申込不要

10月25日(土) 14:00~

講 題 神仏と向きあった戦国武将

講 師 小和田 哲男 氏(静岡大学名誉教授)

会 場 大谷大学講堂


11月15日(土) 14:00~

講 題 近江の戦国武将と神仏

講 師 太田 浩司 氏(長浜城歴史博物館長)

会 場 大谷大学響流館3Fメディアホール

詳しくは大谷大学博物館へ。

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コメント: 2
  • #1

    小山昭治 (土曜日, 11 10月 2014 08:29)

    合格おめでとうございます。

    16代目に決めるのはまだまだ早いと思います。
    若者にどんな将来が待っているか、これからです。
    早々決めないでください。

  • #2

    今井一光 (土曜日, 11 10月 2014 22:00)

    ありがとうございます。
    親としてもそのように考えていますが
    息子の方といえば16代目「ヤル気まんまん」なのです。
    私の若い頃とはまったく違うようです。

    そういう意味でも彼においてはすべてがスンナリでどこかに
    落とし穴が潜んでいないか少々疑心暗鬼になっています。