十五夜の月待ち 次は十三夜待ちがスジというもの

十五夜の月を愛でる風情について吐月峰柴屋寺さんにて記しました。

どうしても十五夜という時期は、今でいう秋の長雨や台風のシーズンが重なって天候は不安定。やはり今年のそれは降雨は無かったものの雲が多く、お楽しみはお流れでした。

それに対して十三夜の頃というと晴れの日が続き、期待度が大きいものがあったそうです。

そういえば10月10日が体育の日として固定されていた頃、「晴れの特異日」として耳に馴染んでいました。東京オリンピックの開会式をわざわざその日に選んだと言います。

 

というわけで今年の十三夜は6日の月曜日がそれにあたりますが、今年に限っては微妙な線ですね、東海地方は・・・。

結構勢力(現状940hPa)を保って北上している台風18号のスピード次第ですが「月を見て遊ぶ」などという状況に無い場合も考えられますので皆様方も十分にご配慮くださいますよう。

 

当家も立てかけたままにしていた梯子を倒し、本堂の雨戸は正面を残して締切完了済みです。あとは背の高い植物の鉢をどこかに隠すことだけであとはやり過ごすのみ。

 

18号のコースは日本列島の太平洋側を沿うように北東に進路を変える予想になっていますので、陸を通らないということは勢力を維持したままということも考えられます。太平洋側は特に被害が想定されるパターンで本来なら家でじっとしている私ですが、5日晩と6日は法事が入って外に出なくてはなりません。

 

画像はともに京都広沢の池(場所はここ)。京都の古の風景が今も感じられる場所です。近くの大沢の池とともに月を愛でる名所でした。

しかしこちらは京都の中心部からはかなり離れていますので平安貴族のわざわざここまでやってきて「月を待つ」という時間の取り方というものに敬服いたします。


この台風が去れば、山々の緑はいよいよ色づくころとなりましょう。