姫路の御菓子三左衛門は揚羽蝶の紋

姫路からのお客様のお土産は「三左衛門」。

13.5㎝の焼き生地の中に白あんです。

三左衛門とは池田輝政。姫路のお城、輝政期の瓦を模したものだそうです。現存する城の中では人気も規模も形姿も「1番」というところでどなたも納得する城ですね。


あいにくと私はまだ実物にお目にかかったことはございませんが、テレビ報道の通り「真っ白?」とその客人に聞けば「真っ白!!」とやはり返ってきました。これもすべて確固たる古文書等資料が残存していることから自信を持ってできることですね。


慶長五年(1600)に関ヶ原の戦功と西国大名と大坂を分断させるために池田輝政が三河吉田十五万石から播磨五十二万石の主城、姫路に入りました。現在の城の規模の大元を造ったのが輝政ですね。彼のあとに十五万石で伊勢桑名より本多忠勝の息子の忠政とさらに息の忠刻が入ります。忠刻は豊臣秀頼に正室として出した家康の孫の千姫と婚姻したことで名が知れています。


この御菓子と輝政時代の瓦のデザインはアゲハチョウ。

桓武平氏系に関わりのある「揚羽蝶」紋を織田信長に下賜されたのが輝政の父親、池田恒興だといいます。


蝶は優雅で粋を感じます。

三左衛門をおいしくいただいてから私にも蝶のデザインの品物があると久し振りに引っ張り出したのが④の画像。

ウェイクボードに施された蝶の図。蝶の如く空を舞うとはいきませんでしたそのお遊び、現在の頭痛と首の痛みはほとんどこの後遺症だと思います。10年以上寝床に転がってネコ共が寝る板っ切れと成り果てた代物です。

優雅に地頭方の凪の海を滑れたらさぞ楽しいことでしょう。