蒸し風呂同然の本堂「8月の法要」と灯ろう流し

寺の内外で右往左往して気が付けば当山の長いお盆シーズンが終わりました。

7月の盂蘭盆会の日から、こちらは日にちを8月15日とスティックしている「お盆パート2」である「8月の法要」まで、途中生花がもちませんので三具足の省エネ態勢に戻すものの、打敷き等はそのままずっとお飾りし、この日は今一度五具足に戻して荘厳しなおしました。

 

 この打敷きの煌びやかさが「お盆シーズン」を雰囲気的に演出してきましたが、土曜日の法要終了後に通常の荘厳に戻します。

 

 「8/15」というとどうしても最近はイベントが重なるようになってお参りの方も大変です。

梅雨の様なハッキリしない曇天かと思いきや陽が出ている時間もあってかなり蒸し暑い一日でした。

朝は花ガラ処理に一車地頭方まで走らせて「シャワー!」を浴びるという感じから始まりました。

 

 婦人部の会合は同日の法要前に抱き合わせて開催されますので、午前中から本堂のお掃除をされる方もいらっしゃいます。

法要1番の出し物である講演の終了は午後4時前でしたが「相良」が最近再注力している「灯ろう流し」が開催される萩間川にはその婦人部の本多さんがそちらでのイベントの皮切りに行われる仏教会法要の司会をしていました。体がいくつあっても足りませんね。

 

 法要には昨年同様、息子を出させていますのでこの日は私はカメラマン。

彼の人前に出て物怖じせず、人を喰ったようなずうずうしさは私には無いところですが、これはきっとどこかの神経が欠損しているようにも感じてしまいます。彼の年齢の時、私にとっては絶対にあり得ない「場」ですので。

 

 当初は「陰からこっそり」のつもりでしたが、色々な方に見つかって少々バツの悪いものがありました。

 

 さて、法要の講演は、御前崎病院の内科とリハビリの医学博士「鮫島庸一」先生にお願いしました。3年連続の健康シリーズです。

タイトルは「緑茶と健康 認知症にならないために」でした。

 

 将来「Youはどういう病になりたくない?」のアンケート調査第一回答のそれが「認知症」だそうです。

 4人に1人がなるといわれる認知症の対応は何しろ「予防」が大事。

「わかっちゃいるけどやめられない」のが自分であることは分かっていますがこの病気だけは皆さん「絶対になりたくない」と思っていることは確実ですね。

御一同真剣にこの蒸し風呂の中、先生の貴重なお話に聞き入っていました。

お茶の「六杯/一日」の習慣こそ健康長寿のために不可欠であることは殆ど間違いないでしょうね。

 

それでは資料を添付します。

東北大学 辻一郎 先生による「健康老人十二カ条」です。

 

 1. 食事は一日三回規則正しく

 2. よく噛んで食べる

 3. 野菜、果物など食物繊維をよく取る

 4. お茶をよく飲む

 5. タバコは吸わない

 6. かかりつけ医を持っている 

  生活指導と薬を少なくしてくれる医者

 7. 自立心が強い

 8. 気分転換のための活動をしている ボランティア活動

 9. 新聞をよく読む

10. テレビはほどほどに見る 会話の話題提供と位置付ける

11. 外出をする事が多い 気兼ねなく好きなところへ行ける 12. 就寝・起床時刻が規則的

 

私の「ダメダメ」入っています。