これだけ天候不順のお盆はめずらしい 

「エルニーニョ」でもないのに8月の天気は良くないですね。

あのW台風の去ったあとのこの地区ときたら青空は消えてしまっています。まるで梅雨空。

湿気はかなりあるので、「暑いですね」の挨拶は欠かせませんが、例年の酷暑が懐かしくなるくらいです。

 

 昨夕は早世した友人の母殿にご招待を受けて榛原のうなぎやさんへ。毎年お盆の恒例行事になってしまいました。

御馳走になるばかりで、恐縮していますが、できたら「私がボケて顔がわからなくなるまでは続けたい」と言ってくれます。

「たまにはこちらでお代を」などと野暮な事を言えば「即却下」されるのも毎年同じこと。

 

 この恒例行事には「奥の墓道」も一緒ですが、待ち合わせの時間調整にやってきたのが地頭方港。

いつも私が単独で眺めに来るポイントですが、彼ともお盆といえばこのあたりもブラつきます。

数年前にカモメに追われるカモの雛を確保したことの苦労談に花を咲かせました。

 

 朝から小雨交じりの曇天の夕方の海は霞がかかった「べた凪」。「鏡面」とはいきませんが、この海で「曳きもの」をやれば「最高」でしょう。

ここ2年そういうお遊びしていません。

 

 ずうずうしく知らないジェット乗りのお兄さんに1000円燃料代を渡して、「1本曳いて」と頼み倒してまでやったSKIでしたが、そんなガッツも無くなりました。

腕の関節痛もあってひょっとすると「立てないかも・・・恥・・」という不安が頭を過って踏ん切りがつかないというのも理由です。

 

 「鰻の会」の主宰者、М君母殿に「いくつになった?」と、あらためて歳を聞かれ、感慨深く頷いておられました。

自虐的に「我らも棺桶に片足を突っ込みました」といえば母殿は「じゃあ私はどうなるの?」と切り返されました。

 

 つい坊さん的口調になるのを抑えつつ、「その時の順序についてはまったくわかりませんよ」と言ってお互いの健康と次回の再会を約束し、自宅まで送り届けました。

時間の経過は一念の如くの感です。

 

 鰻を優先にしてつい彼の墓参りを失念していました。

近日中に顔を出します。

ちなみに彼の母殿は殆ど毎朝墓前に出向いているそうです。