笛吹けど踊らず 現実はこんなもの

私ごときがこの国の将来をどうこう考えても致し方無いことですし、譬え「それ」がどうなろうといっても「ふ~ん」と傍観しているか、既に私がオサラバしている頃、墓場から「まぁうまくやってよ」程度にへらへら笑っている躰でいるくらいの為す術無しの状況が現実のようですね。

 

 「そこまでそーなの?」「でも案外そーなのね?」という少しばかりの驚きはあったものの「どうでもいいけど」と投げヤリの気分。

また自戒の気持ちは残りますが現実の姿がこうですから「しょうがないねぇ」、といったデータを紹介いたします。

 

 2014年版「子ども・若者白書」です。

今回の特集は「世界7カ国の若者の意識調査」。

日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデン、韓国の若者たち(13歳~29歳の男女)、各国1000人のインターネットでの調査だそうです。

 

 質問「自分の将来に明るい希望を持っているか」に関して、「希望がある」「どちらかと言えば希望がある」

と晴れ晴れしく胸を張って答えた若者たち、日本以外の6か国は82.4~91.1%とまずまず。

ところがどっこい日本ではそれが61.6%と断トツの最下位ですからね。

 

 まだあります。

質問「40歳になったとき幸せになっている」に答えた人は他の6カ国は81.6~87.4%のところ、日本人は66.2%でこれも最下位でブッチギリ。

他の「自分自身に満足している」「自分には長所がある」「自分の参加で社会現象が少し変えられるかもしれない」といったポジティブ指向を計る質問もすべて最下位。

これは所謂「ネガティブ思考蔓延」の状況ともいってもヨシ。

将来を背負って立とうとする子供たちのこの体たらく、無残な状況ですね。最早苦笑するしか無いのでしょうか。

 

 気味が悪いのは、「自国のために役立つことをしたい」が1位だそうです(54.5%)。広い心で見らればいいのですが「お国のため」などと連想してしまい何かと悲壮感漂う特攻隊のようなものをイメージしてしまいます。

 

 坊さんがアンケートに答えるのではないのですから、若者の皆さんには自身のもっともっと前向きで明るい将来を期待していただきたいものです。諦観、悟ってしまうにはまだ早い。

 

 画像は第4日曜(第2も可)受入れ可能の地頭方の処理場の帰り、処理場から出た150号線沿いからの図。

富士山は夏場は見にくいです。

④は本堂前の焼けた砂に羽を広げて虫干しするキジ鳩。おかげ様この暑さで蚊の奴ら、生育は不可能の様。

まさに「ザマを見ろ」。窓を開けて眠れます。