息子に召集令状が来た!・・・ ら?

父親の好んで見たハリウッド映画界のヒーロー、ブルース・ウィルスの代表的映画が「ダイハード」。

直訳「なかなか死なない」「しぶとい奴」は色々な意味で父親の人生に似たものがありましたのでそれを喪主挨拶で引き合いに出しました。

 葬儀の「挨拶がそれかよ」と思われるでしょうが、まあ私にはそんな感じしかできませんので・・・。

 

 CCR(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)の「Fortunate Son(フォーチュネイト・サン)」についてはどちらかで記していると思いますが、この曲は「ダイハード4」の劇中でカーラジオから発せられました。

 詩よりも「古き良き時代」=「デジタルよりマニュアル」「機械より人間」を強調したいわゆる劇の中の「ノリの選曲」ではあったものの、米国では一世を風靡した名曲の一つでした。

 

 内容は、「父親は自分の息子を愛する」ということ。

そして議員さんの息子はまずベトナムに行っても支援部隊への配属で最前線に行くのはいつも「オレ達」、そして彼らは帰還するとお国のために戦ったヒーローになる・・・といったところでしょうか。

 

 映画「ランボー」でもそういう最前線を「捨石」、「パーティに欠席しても居ないことに気づかれない人間」と自分のことを譬えていましたが、おそらくやはりそういう事を言っているのでしょうね。

余談ですが敗戦直前、本土決戦前の沖縄戦のことを軍幹部は「捨石作戦」と呼んでいました。

 

 ということで議員さんの息子(あるいはお金持ち)こそ「Fortunate Son」なのでした。シェルターで守られるかそれを確保できる力がある人のみの恵みです。

それを聞いては「なるほど、そうなのか」と納得したものです。

 

 父は何より「表現の自由」のアメリカに熱い憧れのようなものをもっていました。

日本ではそういう表現はどこからか湧き出てくる中傷や非難にその芽を潰されることが多くて「本当の事」が言い難い世の中だと。

特にそういう時代を過ごしてきた人だけにアメリカの「自由」についての思い入れは人一倍強く、ハリウッドに恋した男でもありました。

 

 反対に「ケツの孔の小ささ」を想い起こすのは、かつて東芝EMIというレコード会社が忌野清志郎の「サマータイム・ブルース」を発売禁止にしたことです。

まだまだ腹黒い嫌な社会が顕在であると・・・。

 

 そしてまた最近の日本国というか日本人世界「サッパリわからない」ですね。

 

 標記画像は昨日ポストに入っていた「自衛隊に入ろう」の勧誘ハガキ。高校3年の男子には機械的に発せられているのでしょう。

 

 今、丁度何やら「戦争したい派」の人たちが憲法をいじくりまわそうと「奮闘」していますね。

やはり戦争に行って死ぬのは「運の悪い子供たち」になりましょう。

お国のことに関わる政治屋さんの子供の価値と私たちの子供の価値とではやはり差が出るものですから。親は自分の子供がかわいいのは当たり前です。

 

 一応自由主義国家の仲間入りをしている日本ですので、どこかでドンパチが始まって自衛隊が出て行って人が死ねば、今時「自衛隊に入隊したい」という人は必然的に減少するでしょう。

 

 その時まで見込んで、なし崩し的に憲法を変えて今度は「徴兵制」まで持っていこうということも視野に入っているのではないでしょうか。

当然ですね、非戦教育も受けているということと、スイッチ一つで殺されちまう戦争に変わってきてしまっていますので、恐ろしくて怖くて戦場に志願する人はそうは出ないでしょうね。

 

 そんな「夢のアメリカ」関係者は、あのイラク戦争当時に日本に例の自衛権の拡大解釈による「憲法特約」が成立していれば日本軍として「当然にイラクへご招待したハズ」と言っていました。

 

 その前に不景気の世にして若者の就職先を少なくし、誘導していくのかもしれません。

職業的兵卒を大量生産するには不景気が一番ですから。

 

 とにもかくにも戦争に加担するのは私は嫌ですね。

平和憲法を守りたい派です。戦争より真の平和を求めましょう。同じ人間を殺してはいけせん。

 また自分の息子を国の「捨石」にさせたくありません。

祖父が感じたように若人の、戦争で殺された人の葬儀をしたくありません。

 

 何より仏教では人を殺める事(殺生)はいけない事であると教わり続けました

三大宗教の中では特筆すべき穏健性のあるすばらしい宗旨ですね。

「平和ボケ?」イイではありませんか。平和の中にボケられればそれほどの仕合わせは無いことです。どんどんボケたいものです。それこそ仏の功徳です。

非戦・平和展 - 東本願寺

 

 

 私たちは仏のご飯を頂いてお育ていただきました。

仏様を裏切ってはいけません。

 まして(人を)殺せば(自分が)殺されるということは先の戦争で十分に思い知ったはずなのに・・・。

 

 しかしストーンズのGimme Shelter (ギミー・シェルター)は緊迫感と恐怖をも感じますね。

「Fortunate Son」の達観的諦めのボヤキ節とは異にします。ボヤキ大好きで両曲ともお好みの曲ですが・・・。

 

 日本にはこの手の歌を歌う人が居なくなってしまいました。

歌える環境に無いということも事実です。

勝手に各サイトにリンクさせました。

 

 清志郎の「サマータイムブルース」も「ラブミーテンダー」とともになかなか聞かせます。

ユーチューブで検索すればたくさん出てきますので各各どうぞ。