今年の花まつりは「吸江山平田寺」さん

 

花まつりというと大概はまだまだ寒い日が続く候、ストーブなど暖房が欠かせないということもありました。

朝から半日以上、本堂に「生息」していますのでそんな時は冷えきります。

本堂をフルオープンにしてお待ちしますので止むを得ませんが風など吹けばかなりキツイ「縁日」となってしまいます。

 

 ところが今年とても温暖でほとんど無風、薄着の法衣の小生にやさしい一日をいただいた気分です。

それにしても当地における最大の古刹には色々な珍しいものがあって興味津々でした。

 

相良仏教界の主催するイベントでしたが、いろいろな宗旨のお寺の代表が集まりますので、お客様が見えない間は大いに雑談に花が咲きます。

 

 その日はETCの割引が減ったこと、ガソリン代が上がったことで「どうやって節約」するかが話題にあがりました。

某寺院のご住職は日産のリーフに代えて「無茶苦茶余裕」と仰っていました。

1日約100kmを走るそうですが電気代の安い深夜に充電すれば1回フル充電して約270円だそうです。

燃料代1リットル160円で15km/㍑として1800円で約7倍。

 

 いつかは購入したい電気自動車。しかし、停電したときの心配と長距離の不安が残りますね。車両の価格は勿論、安いものでは無いですが。高速代への値上げは「高速道路に乗らない」で対応。30分早く出ればOKとのこと。

 

 お経も儀式も熟知していないのに「よく行くよ」と言われそうですが、しっかり最後のおつとめまで虎の巻片手に同席しました。

それにしてもみなさん、声がすばらしく発せられて私自身の悪声がこれまたお恥ずかしいことと感ずるばかりでした。低音がカッコいいですね。 ちなみに私の正信偈の発声は「基本は『ラ』」で習慣づいています。

 それでも私は図々しくこの席が好きですね。

 

 その日の午後は静岡の某家お内仏へ(こちらは正信偈です)に伺いました。その方から、近隣の知り合いで、僧侶を招いてのお勤めのあとのろうそくの不始末から自宅店舗を全焼したとのこと。

そういうお話を聞いて改めて、ろうそく、線香の火の不始末に関して、席を立つ際に必ず確認し、かつ一言「念を押す」ことが不可欠であることを思いました。

 

 こちらの件はご住職をお寺に送り届けて、帰宅したら「家が無かった」と言いますので、関わった住職としても心が痛みますね。


③画像は平田寺さん本堂から見た「お不動さん」。

「不動尊」は江戸時代のものでそう古くからこちらにあるもので無いとのことです。その不動山の南側麓に、小島蕉園の墓があります。