恥の上塗り三題  5日は当山春の法要寺楽市

「晴休み」の息抜きに次男は母親の実家帰省に便乗して神奈川方面へ。気を抜く機会が多い様に感じますが・・

 八帖の和室の壁とフローリング工事を自前で進めていますが(下地処理からそろそろ一か月になります)、昨日は床の材料をまとめて発注、即、決済しました。

 

 色々事前にまとめ買いする気は無かったのですが、これだけは決まっていることだけに其の日に動くか、翌日に伸ばすかでは、「ランチ二人分」が節約できてしまいます。

 

 丸のことインパクトレンチ等電動工具の使用、そして高い場所の作業は脚立の「踏み台昇降」の連続となり案外、足腰に効いてきます。

手伝いも無いこともあって、この日はお休み。

ムキにならず適当にやっています。所詮素人のやっつけ仕事ですから。

 

 外に眼を向けると、温かくなって有り難いことですが境内はすでに雑草だらけになって後手後手の躰、「手の施しようが無い」というのがこのことでしょう。ということで庫裏に居て、テレビニュースをぼーっと眺めての感。

これ以上の抵抗が恥の上塗りになりそうな三題です。

恥というもの、私がかくもの、嗤われるものと覚悟していますが、今回は他人様の醜態について思うこと。

 

 ①わが静岡県内で過去に繰り広げられた役所(検察)の恥、袴田事件について。

先日、静岡地裁の再審開始を認める決定が世の中を駆け回りましたが、昨日静岡地検はその決定を不服として、裁判をやり直さないよう求めて即時抗告しました。

 

 上記静岡地裁の決定の際語られた「国家権力による証拠捏造は明らかで、個人を陥れ45年以上も拘束した」と断じた語彙を見て、かなり検察のデタラメー初期捜査のイイ加減-について踏み込んだ判断が為されて「それでも民主主義は生きていた」と喜んでいたわけです。

しかし検察の人たちはあくまでも「ごめんなさい」が言えないのですね。世間様ではそれを「メンツ」と言っている様です。

時としてその手の「プライド」らしきものは、的を外しているとかなり「痛い」ものがあります。

 

 所詮あのDNA鑑定を覆すほどの証拠は出るとは思えませんので道筋としては無罪となるでしょうが、地裁と同様高裁でも勝利して、こうなったら法定の国家賠償請求以外に損害賠償まで提起して検察に恥をかかせてくださることを期待しています。

 

 この件は、他人事ではありません。

タイミング次第ではいつ何時うまいこと犯人に「私」がでっち上げられて処刑台に上げられるかわからないということを知らしめ、他にも多くの「適当な捜査による手仕舞い」によって無実の人が収監されて懲役・処刑されたのではないかということを示唆しているようにも思えます。

「私は大丈夫」とは決して言えない恐怖が見え隠れしています。

 

 本当に傍観してはいられない恐怖です。

また、地裁の判断によれば真犯人の逃亡と被害者の絶望も同時に惹起しますので、初期捜査の手抜きと捏造はかなり悪質な役人根性が露呈した事案だと思います。

おぞましいことです。

 

 ②オランダのハーグ、国際司法裁判所による判定が出ましたね。日本がこれまで行ってきた「調査捕鯨」は、「実態は商業捕鯨にほかならない」と断ぜられました。

これによって現在、日本が大手を振って行っている「調査捕鯨」は出来なくなる可能性が強まったとのこと。

 

 結果的に環境保護団体の「シーシェパード」に敗北したことになりました。日本の「常識」を主張しても世界では認められないという例ですね。

「グローバル」を掲げて世界で「一儲け」させていただこうという魂胆があるなら「もっといい子」にしていましょう。

世界の皆さんはイルカと鯨についての保護については厳しいですよ。

 

 それにしても年間100頭の「調査捕鯨」を30年続ける意味というのも不思議です。世界もそんな理由でOK出すワケが無いですよね。

変てこな子供だましの理由を続けて捕鯨を続けるのはもうおよしになられた方が。

 

 ちなみに私が鯨を最後に口にしたのは小学校の給食の時。

食品の種類が豊富な現在、アレを「食べたい」とも思いませんし、食べなくてはならない理由は皆無です。それは殆どの日本人の考えだと思いますが・・・。

 

 私は世界の人の嫌悪を進んで行う必要があるのかと疑問に思います。「食文化」と開き直る方もいらっしゃいますが、そんな文化など私に限ってか、知り得るところではありません。

 とにかく今回の判定が不服なら、国際社会から離脱することですね。決まりは決まりで、決まったことに何か云うことほど見苦しいことはありません。

 

 それにしても「一歩も引かないぞ」と云わんばかりのあの頑なな姿勢とは一体どこから来るものなのでしょうか。

まあ、今回の判定でそうは行かなくなるでしょうが。

これ以上見苦しい偏執的理由をデッチあげることは止めていただきたいものです。

 

 ③天下の都、トーキョーではクビになった都知事さんの件がほとぼりの冷めつつある頃にまた、同様なおカネのお話が賑やかです。

そもそもあの手の輩の神経というものは到底一般人の感覚では理解できませんね。ある意味凄いと感服させられます。

 

 巷ではニュースに「8億円で熊手を買った」というタイトルが踊っていますが、次々にあの口から出る「言い訳」が見苦しいこと甚だしい。

 だいたいあの御仁、「都知事の5000万」の時は、えらく噛みついていましたね。それも「それとこれとは違う」と仰っているようです。

自分の事は棚にあげちゃうというのは人間の性ですからね。仕方がないのでしょうが・・・

 

 まぁこの件は「またそういうことね」、「バレちゃったのね」とかいう感じでして、「毎度のこと」で驚くことでも何ともありませんでした。

 

 この国の政治屋の資質とは所詮こういうものであることはハナからわかっていますので。

国民としては恥ずかしいことですが、個人的には面白がって傍観したいところですね。お仲間からの自浄努力も少しは期待しますよ。

 

 昔から劇中で始終吠えまくっている悪役が吠え面をかく姿は皆が期待しているところです。この間と同じように大いに笑かしてください。庶民にとって勧善懲悪、めでたしめでたしの終焉が好ましいところです。

 

 画像は小僧が富士川SAから見た富士山。ハッキリクッキリ視界明瞭で感動したそう。思わず私に送ってきました。

梅も形がすでにわかるようになりました。

 

 本日は4月5日土曜日の当山春の法要を前に、草むしりと配布物の用意をしようと思います。

寺楽市の段取りもまずまず。あとはお天気だけです。

どちらさまでもどうぞお越しください。