今年はそれでも暖冬でしょうか 遠州

正月の蘇鉄切り以来、絶不調に陥って難渋しましたが、おかげさまでようやく体調は戻り気味になってきました。

 今回の不調は「声枯れして発声できない」という症状が続いたのでかなりタチが悪かったのです。

当方仕事上、声が出ないということは末寺の坊さんにとって致命的(以前記しましたように御門主は発声に不自由はされていますが・・・)であることは必然です。

 

 幸いにして殆どの期間中、法務が無かったために安穏として療養していたわけなのですが、いよいよ週末からお仕事が始まりました(ことに当地では正月15日までに法要等を入れないという暗黙の習わしがあるようです)。

 

 先方様御自宅での法要で、マイクというハイテク機器の恩恵は期待できるはずも無く、かすれ声ながら「静かにしんみり」とお勤めさせていただきました。

こういう状況はもう致し方無く、ただただ先方様にご了承いただくしか無いのでした。

 

 以前会社勤めの際、2度ほど骨折しながら「這ってでも」という気概で出社したことがありましたが、このお仕事は、真に「声」がでなければどうにもこうにもならないものということをまざまざと知った次第です。

気合いや根性など何の役にも立たないということは言うまでもありませんね。喉は大事です。

 

 さて、今年の正月は「どうかしたの?」というくらいに穏やかでした。

通常なら北西風ビュービューで、外に出て歩くことだけでも嫌になるくらいでしたが、本年は正月以来無風の時間が比較的多く、「寒いが過ごしやすい」という感じです。

そして何より2月が近いというのにも関わらず本堂前の水盤に氷が張っていません。

 

 しかしながらそのような場合、往往にして油断しまくって体調を壊してしまうのですから、本当に人間というものは始末に負えませんね。

 

 北海道では氷点下25℃~30℃という報せも耳に入り、相良の地の温暖さをあらためて知ったわけです。

先日、相良より北にある静岡市内でマイナス0.1℃を記録した時、ニュースになっていましたが、この微妙に南方に突き出た御前崎、相良にこれから一切積雪は無いように思います。

この件は「絶対」と断じてもいいことのように感じますが・・・。

「雪が無い」ということに南遠州の人はもっともっと感謝すべきですね。「無い」ことが当たり前の相良人で、それだけでも彼の地の方々から羨ましがられるところだと思います。

 

 画像は以前次男が行った小樽海岸公園、おたる水族館の図。

今頃景色は一変していることでしょう。