あのころは歩き回った 今は車ばかり

2006年に寺に入る前は金沢区柴町に住んでいたことは既報の通り。

徒歩にて会社通いをしていましたが、鎌倉でブラつくことは休日遊びの選択肢の一つでした。

 直線距離ではそう大した距離ではありませんが、幕府のあった鎌倉は天然の要害としてその名を知られた場所で、アップダウンあり悪路ありでなかなか趣向溢れる道となります。

金沢方面からの鎌倉参りは、(これも既報ですが)今で言う「天園ハイキングコース」を利用します。

 

 日祭日の車両での鎌倉市街地突入は「自殺行為」ともいえるほど混みあいますので適当な場所で車を乗り捨ててこのコースに合流するのが自称「鎌倉通」のやり方です。オーソドックスなJR使用も悪くないですが・・・。

 

 そのコースは途中で細道(墓道?)が分岐し、その日の気分でおりて行けばまず必ず未知との遭遇があります。

私は「墓場一本やり」で、それとの出会いこそ「第一義」であって、他の事は2の次ではありますが、今回送られてきた「奥の墓道」の画像には驚きました。

 

 京都ですと秋中から初冬にかけて、これにあわせて拝観料アップされた寺院での紅葉が観光の主のように感じますが、鎌倉での最近のその候のブームは寺ではなくて、この天園ルートの分起道の谷、「獅子舞」だそうです(場所はこんな感じ)。

最近の紹介記事では「鎌倉一」の文言が踊っています。

何しろ一切人の手が入らない「自然の造る美」で何より拝観料無料です。

「墓道」氏の談によれば、「騙されたと思って山道を進めば突如として桃源郷が現われる」とのこと。

 驚きました。彼にそんな美的感覚があったということと撮影が私より上手です。

 

 鎌倉を囲む山の尾根や古道切通しを歩いてみたくなりました。

来年はチャレンジしたいところです。

健康維持にはもってこい、羨ましい限りですね。

血管が詰まったり切れたりしないよう動きたいのはやまやまですが・・・。