緊急謹告「熱中症」について   

自然界の夏好きの者ども、ハイビスカスやブーゲンなどの植物に昆虫たちはきっと大喜びでしょう。私もその類なのでしょうが、少しばかり今年の夏は世間様にとっては度を越している様。

 暑い暑いと言いながら暑い夏ほど経済界は潤うそうですけど。

財布の紐も緩くなって散財したくなってしまうのでしょう。

そういえば私も外に行けば何かしら清涼なものを飲んでいる機会が多いですね。それも度々。 

 新聞紙上によると7~9月の平均気温が1℃上がるだけで個人消費が5000億~7000億円増えるとの算段。

夏はより暑い方がおカネの回りが良くなって案外と大きく見積もれば「苦しいこと」ばかりでは無いようです。

 

 さて最近の私の周囲で起きている事象などからよ~く考えてみて一つの結論に行き当たりました。

「熱中症」の意味を。

熱中症とは「暑熱環境下においての身体適応の障害によっておこる状態の総称」だそうです。

私も「暑過ぎて何だかわからないような突発的体変調」が起こることくらいにしか思っていませんでしたが、この病気の本質が簡単に説明できます。医者でもありませんが「その結果の数々」に多多遭遇してのことです。

 

 特に年配者、病気療養中、体力衰弱者等の場合また、あえて記せば肉食偏重・喫煙者の方です。

人は暑さによって大量に発汗すると血中の水分量が減少してやたらと血液濃度が高くなって流れが悪くなります。

要は煮詰めたシチューの如くドロドロに粘化した血液は血管の細い場所は通れなくなるということです。

血液は細い血管を後ろから押されて通ろうとしますので老化したり喫煙等で痛めた血管、療養中の方の弱くなった血管が破れることに繋がりますし、血管が破裂しなくとも詰まることになりかねず、そうなればその先の部位に酸素を送り届けられません。

 上記の如くの症状が惹起しやすい箇所が「心臓と脳」であって、いわゆる人間の命をつかさどる生命装置でした。

グツグツに煮えたぎる体に足し水を。不可欠な作業です。

ひとは知らないうちに汗をかいていますので特に夜間眠る前はたくさん飲むべきです。

中には夜間トイレに起きたくないということを仰る方もいらっしゃいますが、起き上がって数歩歩いた時、トイレに入った時にそれらの症状が起こっていますので、むしろたくさん水分を摂取していた方が安心してトイレに行くことができます。

どちらにしろトイレには行かなくてはなりませんので・・・。

 

外仕事や運動選手の卒倒のような熱中症ではなく

「暑さ→発汗→血液ドロドロ→血管の詰まり、破裂」

のメカニズムの方を思量されて今後は「がぶがぶ」お茶をお飲みください。

そのことによってお茶の有効成分とともに水分も摂取することができて申し分ない熱中症対策となります。

特に今、何らかのお病気とお付き合いされている方は特に喉が渇いている、いない関わらず、何でもいいから血液の流れを良くすると思って水分を摂取してください。

もはや問答無用の領域です。

また、年配者は暑さや喉が渇いたと感じないのも具合が悪いですね。

この時節はとにもかくにもお茶を手にして水分補給をし続けることが肝要でありましょう。体の方も年がら年中発汗して水分を蒸発させていますから。この時期は特に。

ご油断召されること無く只管一大事に思ってこの残暑をお過ごしくださいますよう。