名利共休 みょうりともにきゅうす 利休

私の誕生月。1年で一番キレがイイ月です。

月の抱負、気合いを入れて雑草生えまくりの周囲をキレイにしていきたいと思います。

とりあえずは相良海水浴場海開きへ・・・・

 

 「名利」とは最近ではよく「名誉とカネ」と訳されていますが一言で「名声への願望(欲)」の方が自分ではしっくりしていると思いますが・・・。

大抵は名声を得ればあとから十分経済的に豊かになることは計算できますし中には「名声だけでおカネはいらない」という奇特な方もいらっしゃるかと思いますので・・・。

そういった傾向の強い社会にあってその様な「奇特性」(金銭不要の感覚)に周囲が「あの人は欲の無い人だ」と褒められることに利益(りやく)を得る人も居るだろうからです。十分名誉名声につながります。

 

 しかし兼好は徒然草38段で

「名利に使はれて、閑かなる暇なく、一生を苦しむるこそ、愚かなれ」とやっぱり「名利」など要らぬとそんな「利益」についても「愚か」と断じて一蹴しています。

 

遁世の世捨人には一応は憧れの思いを持つものの、私の如く現世濁世に相まみえている半端モノには背伸びしてもどうしても届かない境地です。

 そもそも「名利」とは禅宗の思想から出てきた「名聞利養(みょうもんりよう)」で2つの言葉からできていますのでやはり「利」とはそのままストレートに「財を追及すること」で良かったのでした。

 

何度か一休さんについて記させていただいていますが、(120619120625120725120726)禅宗の僧一休さんの生き方も圧巻でした。

 

利について考えれば信長・秀吉に仕えた「利休」の名にもその字が・・・

「名利共休」とはやはり禅の世界の言葉でその熟語から銘々したというのが一説です。

 

 堺の納屋衆出身で茶道で頭角をもたげたものの所詮は町人。

禁中茶会出席のための号を緊急で与えられたものでした。足利義政が造園職人に直接相対するために名乗らせた「超ウルトラC」と同様です。

現在では「利心、休せよ」説が有力で(慢心して調子にのることなく、「老古錐」(古くなって鋭利を失った錐)の域を進めが主流のようです。

 利休はルソン(フィリピン)産の肥えダメ壺を輸入して無知な大名どもに大金で売って大儲けしたといいますし・・『多聞院日記』と大河「黄金の日日」。