コレわかるかな?  ノリツッコミ・・・

テレビ地上波のバラエティやお笑い番組は100%見ることはありませんが昨年来のNGK(なんばグランド花月)、吉本新喜劇ツアー以来(企画した私は大阪城でしたが)、それだけは特別扱いで、近年過去のものから毎週更新されたものをYouTubeでチェックしています。

パターン化したドタバタですが、微妙にストーリーが変わって毎度時流にのったお笑いを楽しんでいます。

 

 そのステージを見て知ったのですが、「ノリツッコミですねん」という言葉が出てきます。

これはお笑い用語ですね。

関西系の大らかさなのでしょうが、まぁお笑いオンリーのステージですのですべての関西人がそうであるワケがありませんが、ヘマをしたりしてからかわれ、突っ込まれたりして笑いの対象にされた時、振られた時などその題材に時として自虐的にのっかって「振りかえす」というものです。

関東ではそうはいきませんね、下手な「振り」をしたら喧嘩になりますから。

 

 新喜劇で使われるその辺のネタは、たとえば、客として現れた太り気味の女性に対して豚だとかゴリラというとその言われた相手は「そうそうそう・・・」と言って豚の真似をしたりゴリラの恰好をしてウンコを投げる真似までします。

バカバカしくてくだらないと当初は思っていましたが案外その「キャラクターの時間」、「間」として見ていますね。

年配で小柄の女性が「トイレのカラーボール」と振られた時もまるであたかも自身がカラーボールになったその立場から、たんたんとその状況について語ります。

一見そんな人格を無視するような失礼千万と思われることについてサラッと流して逆にボケて突っ込むというところに凄さを感じます。

 

 何を言われても絶対に怒らないというスタンスですね。

これは三毒のうちの「瞋恚」の制御。お笑いの筋書きとは知ってはいても人間が悪口雑言で振られたり都合の悪い欠陥について指摘されてもあのように対処できたら「こりゃ、いいな」と思っているところです。

ある意味大いに見習わなくてはならない素晴らしい生き方でしょう。

 

 さて、今年4月をもちまして榛南仏教会の副会長という御役が御免となりました。殆ど会長さんと会計さんが大変な執行部にあって私如きの活動など微々たるものでしたが、何とか終わることができてほっとしているところです。

次節より吉田地区より会長さんが選出され、相良・菅山・萩間・地頭方グループからの副会長の選出は地頭方地区からとなりました。

 

そういうわけで打ち上げのお疲れ様会が一席催されたのですが、その席でこんな話が出てきました。

ある禅宗系のお寺のご住職が、修業時代、母親に「お前なんぞのやる坊主など便所のフタの役にもならん」と罵倒されて、痛くしょげ返ったというエピソードを語っていました。

 

面白いネタと思い、ニヤっとしてしまいましたが、真宗的な発想、というか「よしもと的」というか、私ならしょげずに、「そうそう、私は便所のフタ・・・」と言い返して、便所のフタになった気持ちで色々な面白いことをアドリブで考えますが・・・と。

 

画像は「便所のフタ」。松阪城御城番屋敷のもの。

最近、どこのトイレもコレ、見かけることはなくなりました。

水洗トイレの普及、著しいですから。しかしお恥ずかしながら拙寺の外トイレは未だ水洗化していません。

あまりに始末が悪いので改修を検討していますがイイ場所が無いですね。

次回の改装はどうしても「身障者用を」という要望を受けなくてはなりませんので・・・。

頭が痛いところです。

勿論予算は十分確保しているのですがただただ設置場所について、なのです。