辛抱はあと少し 「なんちゃって坊主」?

通常、金曜は花ガラ処理の日。

地頭方の処理場まで走りますが,庫裏の水回りの片付けもついでに。この時分の水仕事も痛いくらいに痺れます。

 

 週刊天気予報によると来週水曜日あたりに雨となってその後は「グングン」気温が上がっていくとの嬉しい報せ。

その件についてはこと気分も前向きになってうきうきしてきます。

 

花ガラの片付けのあとは当大谷派の教区組会へ。

現在検討課題となっている全国の区と組(そ)の統廃合についての方向性の説明でした。区と組とは本山をピラミッドの頂点とすれば各末寺との間にあって中間で事務手続き等を纏める組織です。

何事も統廃合して無駄な設備を廃して効率化していくというのが世の倣い。話としては至極当然ですが、その統廃合の理由にはあまり説得力が無かったよう。

 すべての統合した代表区には専修学院を常設させる案もあるそうです。これは便利でいいことかと思います。

その学院とは当流にて必要不可欠な学科・作法等を含め最終的に僧籍(教師資格)をも取得させようという施設ですが、おそらくそれらを増設させるということはより多くのご門徒様への宗門開放の一環なのでしょう。

しかし右肩下がりの門徒数、寺院数そして社会の仏教離れへの対処でしたらまだしも、決して「魅力ある仕事」とは言えない特殊な職業からの坊さん不足から、儀式催行不能への対応としての策であったら閉口しますね。

というのは先日どちらかの宗旨でお坊さん不足から無資格の「坊さん」(なんちゃって坊主とでもいうのでしょうか・・・)をハローワークで募集して実際に葬儀をやらせていたといいます。

驚愕というか、私は募集に応じてズブの素人が葬儀を済ますというその導師役の度胸に、ある意味敬意を表しますね。

その宗派の葬儀式流儀の通り完遂できるはずもありませんので難しいところは省略したそうですが、余程その手のことが好きでなければできないことですよ。

何と「真宗」の法話集からピックアップして法話までしたそうですが、こればかりは本当に恐れ入りました。

 

私など決して自ら「プロ」であるとは言い難いところで、人様の前などできる事なら避けて通りたいという小心者です。

「こうこうこういう者で本日は・・・」という風な進行でしたら自分的には納得して儀式を執り行えますが、詐称し何だかワケわからん儀式を終始シラを切り通すなんて事は絶対にできないことですよ。

 

その寺の檀家さんはカンカンになって怒っていましたね。 

世の中にはスゲーこと考える人がいるものです。

 

本日2/23。富士山の日だそう。

2枚とも殆ど同じ方向から撮った富士川SA付近からの図。午前と夕方です。尚、富士山山頂に画像の様な雲がかかると小田原では強風が吹きまくる前兆と云われています。

 日没は1730過ぎと日が伸びました。金谷の西照寺さんの帰りに「西照」を拝む。バイパスの橋の上から見た菊川方面③と牧之原茶園に沈む夕日④。