平成23年に宗祖親鸞聖人の七百五十回忌法要がとり行われた
ことは記憶に新しいところですが本堂後堂の御櫃の中に200年前の五百五十回忌法要にかかわる打敷があります。
当時御寄進いただいた御本尊用の打敷で裏に寄進者の名が記されていました。文化六年(1809年)9月11日の日付と当山九代祐厳の名も見えます。
五百五十回御遠忌志
中尊打敷 寄進 釋興教 釋尼妙俊 釋教順
右為 報恩謝徳 近江屋弥太郎後室
御開祖の五百五十回忌は2年後の1811年ですから「近江屋」さんでの法要等の機会にあわせて御寄進いただいたものですね。
釋興教殿が近江屋の御当主弥太郎さんで享和三年(1803)に亡くなっていますので七回忌法要。
釋尼妙俊殿はお孫さんでしょうか同年没、釋教順殿が一周忌となっていました。
200年の年月の流れは重く、生地はほとんど朽ちていますが墨という文具、侮れませんね。はっきりと読み取ることができました。
コメントをお書きください