BS放送→地上波 塚原卜伝

2011年に「BS時代劇」で放映されていた「塚原卜伝」~原作は津本陽「塚原卜伝十二番勝負」~がNHK地上波で放送されることになりました。

前回ブログでお知らせした「答志島パラダイス・・・」と同様BS系での放送後の地上波放映です。何か勿体ぶった感じも否めませんが、まぁいいでしょう。

 

 塚原卜伝(14891571)通称は新右衛門。話は飛びますが当山ご門徒さんにも新右衛門さんが居ます(須々木)。

難解珍ネーム(ドキュンネームとも)大繁盛のご時世にあって古(いにしえ)御名でうっとりしますが、その方は今年90歳。

頭脳明晰でお洒落、活発に動きまわられて何にでも参加されています。前々回のバスツアー(安土城編)にもお付き合いいただきましたよ。

私のこれからの指針となる大先輩でもあります。

 

さて、塚原新右衛門は常陸国鹿島の生まれ。39度の合戦、19度の真剣勝負に臨んで一度も負傷することは無く、生涯に斬って捨てた剣士の数は、記録に残っているだけでも200人を超えているとのこと。

剣の道でこの人の上を行く人はいないかも知れません。

剣豪の家に生まれ、応仁乱後の戦乱の時代に京都を目指して旅をするというストーリーですが、彼の指南、影響を受けた戦国大名は数知れず、当ブログで記した伊勢宗瑞(小田原・北条早雲)、九鬼嘉隆、将軍義視始め管領細川、大内、そして山本勘助等戦国時代の主役を張る面々が連なります。

中でも卜伝指南による足利義輝(13代将軍)は奥義「一の太刀」を伝授されたといわれます。松永弾正に攻められた時の奮戦振りは語り草になっていましたね。 

 

 番組も民放ではほとんど姿を消した時代劇、それも室町期を描いたもので楽しみな娯楽時代劇です。

私は前回はかなり見落としてますので今回は7編すべて見ようと思います。

画像は重要文化財、足利義輝像(国立歴史民俗博物館所蔵)です。機会があればこの博物館は行ってみたいところですね。