東遠のランドマーク 「茶」印は粟ケ岳

ここ相良からは山に隠れて見ることはできませんが、海沿いの150号線からも吉田町に入ったあたりに北西方向を望めばその遠くに「茶」印が目に入ります。

 

 ヒノキで植栽された「茶」の字に目がいく粟ケ岳(あわんだけ 場所はここ)はこのブログでも何度かその地名を記していますが、標高が532mと周囲の山の中では高く駿河湾、牧之原台地、静岡空港など遠景が楽しめます。

山が高いため色々なアンテナ塔が建っています。よって道路も整備されているのでしょう。

車両でも山頂付近まで行けるため何の苦も無く上がることはできますが、この山に取りつかれているであろう筋金入りの先達がいらして、そのスジの人たちは車両を使うという邪道は犯さないらしいです。

何かそういう人たちが山頂に居たりすると車で上がった方の私としてはいたたまれなくなって早々に退散することになります。 

第2東名では最長の粟ヶ岳トンネルがその山腹を貫いています。

 

①の画像は金谷牧之原諏訪原城手前からの図。

②は山頂、茶屋の屋上から見た牧之原台地と大井川。

③は静岡空港と駿河湾です。

 

鉄塔の脇を通り過ぎて阿波々神社方面に向かうと並居る巨岩に度肝を抜かされます。画像④。

この山は古代より神の降りる場所として崇敬を集めていたと聞きます。

巨石は磐座―「いわくら」と呼ばれ、相良には岩倉姓がありますが出自はこの辺りの神職にあった人たちなのかと勝手に想像しています。尚、注意書きには石に登ると罰があたる風のことが記されていました。

 またこの山頂には遠州七不思議の一つの『無間の井戸』というものがありました。覗いてみたらスグ底が見えてしまう浅いものでしたね。