神無月の俄か祭りに沸く相良

台風17号のここ相良地区にもたらしたものといえば停電と木々の枝折れの少々は聞いたものの、さほど大きな被害は無かったように思います。

既報の通り、相良が全国区で報じられた打ち上げられた貨物船についてはいつもと違った風景を撮ろうと早朝より報道各社のヘリコプターが飛び回って朝6時前後のテレビニュースでは地方版、全国版ともに画像が放映されました。

私は朝から榛原の長興寺さんで仏教会の会合があったためその行帰りをわざわざ海岸通りを通って船を見物してきた次第です。

被災当事者の心中、なかなか辛いところがあるでしょうが、こんなことは珍しいことだと野次馬根性丸出しで幾度も参上させていただきました。我ながらまったくお恥ずかしい限りです。

相良の人々も同じことを考えてか海岸と埠頭はかなり賑わっていましたよ。

 

お墓参りのご門徒さんたちも「その話」でもちきりで、まだ行ってない人は「これから行く」などと。

 

夏の海水浴シーズンでも「これだけ人いたか?」というほど朝と夕には人が集まりました。夏日とあいまってアイスクリーム屋でも出したらシャレを感じ取って売れたかも知れません。

満潮時間帯と潮位(朝夕6時最満潮)に対して手配・作業性に問題があったのか本日の船のひき出しは見送りになりました。

せっかくのお客さんですから長居されてもいいのですが、次の台風19号が日本列島をうかがっていますので早く出してあげないと相良海岸が船の墓場になりそうです。

 

朝日新聞夕刊(全国版)に掲載された航空写真、座礁した船の画像には当山の屋根が写りこんでいて、赤丸まで囲んではしゃいでアップしたところです。

 

最後は10年以上の付き合いの月下美人。何株か挿し木で大きくしては花好きの人に配っていました。

簡単に増やせるのですが貰い手がいないと管理で自分の首を絞めますので最近はボサボサにしては剪定、を繰り返しています。

前回剪定を深くしましたので花を付ける数が少なくなりました。

中秋の名月に合わせて咲いてくれるとはさすがその名の通りですね。

普段は外に置いていますがつぼみの状況を見て家内に入れて待ちます。

そして絶対に夜しか咲きませんし、朝起きる頃にはしぼんでいます。

咲いている間はインパクトのある芳香を漂わせますが咲き終わった後は何事もなかった様に芳香は止んでいます。

それがこの花のその姿の美しさに準ずる特徴ですね。

 

チャレンジしたい方はお気軽に予約ください。

挿し木から育ててさしあげます。