「子育て飴」に「子生まれ石」

「小夜の中山」の「子育て飴」は「夜泣き石」から派生したものですが「石」と「子」つながりの相良、萩間の「子生まれ石」も遠州の七不思議の一つに数えられています。

 

 我が国には昔から七歳と五歳と三歳にお祝いをする習わしがあるように、昔の人々の「子」たちへの思いが感じ取れます。

①無事に産まれ出ることと②無事に成長するということへの願いがこめられている伝承がこれであると思います。

2つの「無事に」という願いが起こるということは、裏を返せばそれだけ「無事に」生まれ、「無事に」成長することが難しい時代が永くあったということです。

現代であっても、「その事」を痛切に感じとられている方もいらっしゃるでしょう。まったく「その事々」から100%避けられる術を私たちには持ち合わせていませんので・・・

「事なきを得る」、「何事も無い」ことが何よりの仕合わせだった頃の感覚ですね。古き良き時代の・・・今の「有ることを望む」世風とはある意味反対になっているのかも知れません。

 

「子生まれ石」の場所はココから入りますが地図上の国道473号はバイパスのためここでの出入りは不可です。

バイパスの西萩間インターを降りて旧道の473号に出て子生まれ温泉前の西の台地に上がる道を入り「相良清風園」を過ぎたところに案内板があります。

スイカより大きい丸い石がコロっと山の斜面から転がり出るのが不思議なところです。

また、子生まれ温泉は相当の人気ですね。

平日の朝早くかお昼過ぎがポイントのようです。