いきものがかり

警戒心が強いといわれるヤマバト(キジバト)とは昨年春に樹上で眼が合って以来、心が通じ合うようになったのか、最近になってトウモロコシを与えだしてその催促なのか、当家玄関内にまで入ってくるようになりました。

キジバトは番(つがい)を変えるので少なくとも三羽は境内に現れていますが~オス1、メス2 ?~誰が誰だかはわかりません。

年がら年中営巣して抱卵するそうなので最近の行動は一羽ずつの様です。

(どちらかが卵を抱くため)

去年までは本堂の北側の針葉樹への営巣でしたが、私が剪定してスカスカになってしまったため、今年は境内水屋の南側イブキの枝に巣をかけたようです。

おかげで枝葉ボサボサなのに切れずにいます。

氏真(ネコ)がたまたまいた時はパニックって玄関内で飛び回っていましたがこの日はネコ不在。

 

さて、当流に

「深く因果の道理をわきまえて、現世祈祷や、まじないを行わず、占いなどの迷信にたよらない」

と言いまして、門徒宗への阿弥陀一向の救い(南無阿弥陀仏)以外の「雑念からは離れましょう」という立場を表します。

 

 武田信玄の「迷信打破の戒め」としてこういう話があります。

信玄陣中にて家臣が喜ぶ姿を見て問い尋ねてみると、一羽の鳩が来て樹上に止まったと。

鳩が来たということは縁起がよい事であり、この戦の勝利は間違いなしとのこと。

しかし信玄は鉄砲を持ち出してその鳩を撃ち落しました。

理由は「鳩が飛んで来ない場合はどうするんだ、皆動揺して戦どころではないだろう」ということ。

 

 迷信に振り回されていると行動が制約されてロクなことが無い。

くだらないことを皆が言うので鳩を撃ち落したのだと。