オレと来て 遊べや 親のない雀

ヒヨドリのPちゃんが我が家を去って数か月、6/28に瀕死の雀を拾い上げました。

たまたま庫裏から脱走したネコ(氏真)が境内の空の植木鉢の中を凝視して尻尾を振り振りしていましたので覗いてみると、底にあったのは蟻の集中攻撃を受けて、もがいている雀のヒナの姿でした。

羽毛の中の蟻を1つ1つピンセットで取り除き、自宅に案内することになったのです。

経験からヒナの養生は不得手では無いのですが、「今回はムリ」と思いました。

蟻どもにたかられて何しろ「無茶な生き物の状態」となっていたものですから。

「生かす」ために手を尽くした結果、当初足も立たず首は曲がって上を向き、特製の巣箱に入れてもひっくり返ってよじくれているだけのその生き物がジュースとワームで力をつけて今は食欲満点、スグ落っこちますが羽ばたくこともできるようになりました。案外生命力ありますね。驚きました。

身体的にはまずまずですが最初に蟻にやられたのか目が少しばかり不自由なような気がします。

また、ヒヨドリとは少々性格が違うようで、指を差し出しても自分から乗ってきません。警戒心が強いようです。

本日、カゴに入れて外に出しましたが外の親雀らしき成鳥どもは完全に無視。当分養育することにしました。

目を離したすきにフンをしますのでこれだけは閉口します。