変化の兆し

「変化」は嫌うもの。鎖国を続けた江戸幕府がいい例です。

為政者は特に安寧を貪りたい。

「良い変化~」自分にとって都合の良い変化は希望しますが一方「悪い変化」は忌避したいものです。人間なら当然です。

しかし仏の世界でいう「変化」とは「無常」でありますので、イイ・わるいお構いなしにそれこそ必須です。その場合の「無常」とは生老病死、四苦八苦のことですから人間にとってはまず心地よい響きではありません。なぜならそれらすべて受け入れて耐えるものだから。

しかしそれら範疇ではない「イイ変化」の兆しを見させていただきました。

ビルマ(ミャンマー)の補欠選挙で野党の国民民主連盟 (NLD)が勝ったとの知らせ。軍事政権下にあって党首の度重なる自宅軟禁と長期に渡る弾圧の歴史からすると相当の変化です。

ニッパツでは何人かのミャンマーの若者(大人しくのんびりしている印象です)と仕事をしましたが同じ仏教徒としてビルマの将来を見守っていきたいです。より良い国づくりの第一歩ですね。