卒倒しそうな数字

東海・東南海・南海地震の3つが連動する南海トラフの巨大地震について内閣府の検討会という部署が新しい想定を発表しました。

地震の規模はマグニチュード9.1。津波高は高知県で最大34m、浜岡で21m。たしかあそこのあの施設では拙速にも「余裕をみて18mの壁を作ってます」と仰っておりましたが早くも「想定外」の事象のようで。

20mを超すような波の力に浅はかな人間の作った構造物が耐え切れるものかまったく信じられないのですが、一旦壁が支えてそれが一気に崩壊すれば、より一層波の威力が増してその眼前に控える、あそこの方々が口先だけで「死守する御本尊」そのものが素人目に見てもブチ壊れそうな気がしてなりません。まぁM9.1とそれに伴う地殻変動で構造物は建っていることはできないとみるのが常識でしょう。

その時は私は本堂か庫裏の下敷きになって動けないところを波に流され、すでにこの世の者ではないと思いますので佛の姿に代わって当地の行く末を拝見させていただきます。なんまんだぶ。なんまんだぶ。

万が一、命があった場合、その時は臨機に動こうと思います。 

皆様方も楽観論は捨て常に「最悪の事を考えて臆病者に」なりましょう。

このことだけは「慌てん坊」になってもいいと思います。自身を見失わないよう俊敏に行動するということです。 

トントン拍子で天下をとったと思われがちな家康も事にあたるに、より慎重で臆病者だったと思います。三方ケ原の敗走でうんこを漏らし、本能寺の報を聞いて、また大坂夏の陣で毛利勝永・真田信繫の中央突破に「もはやこれまで」と腹を切ろうとしたり、案外マイナス思考で気が小さかったかも知れません。

掛川城や高天神包囲網の砦群は執拗で尋常じゃあありませんしね。

ポジティブ思考(でなくてはならないと)全盛のこの世にあって「人間東照宮」を学ぶべきかと思います。

発表された数字には頭がクラクラきました。