陣台山

小雨の中、陣台山墓所に。風も強く参拝にはあいにくの天気でした。

静岡方面から萩間川を渡って国道150号線御前崎方面と相良本通りの分岐するあたりから西側、国道左側の海岸側から山側の金刀比羅神社にかけてを「陣台山」とかつて呼んでいました。

現在、国道が走っている辺りも小高い丘でした。(道路など無かった)

武田時代の相良の城の跡かその櫓台と思いますが田沼時代は処刑場で

以前は遺骨が出てきたという話もあります。

 今「陣台山」と言えば「山」でも何でもない海岸原の墓地の事をいいます。ここ数年の墓苑改葬により「べらぼう」にキレイになりましたが数年前まで無縁さんの無銘の石だけの墓所が無数にありました。現在は各寺院の墓地にまとめられて合葬するなど撤去改葬されたお墓もありますが、この墓地には当山のご門徒さまの改装後のお墓以外にまだ無縁墓が三基ほど残っています。

こちらの管理者にも申し添えてありますがご門徒の墓所が規定により問答無用で改葬された場合は「当山にて墓石も遺骨も引き取る」ことを伝えてあります。今になって突然ほじくり返されて「墓石は産廃にて処分」なんてことは、おいたわしいことはかり無し。

此地での大澤寺ご門徒様の墓所エリアが決まっていて、まとまった場所にあったことと、法名の「釋~」により、まず当山との関わりは間違いないでしょう。

過去帳に記されているものもあれば無いものもありますが・・・。

私もそのときは「いつでもどうぞ」とお迎えいたす所存でございます。