四日市の檀家さん

今井邦子文学館
今井邦子文学館

先般はるばる四日市からお参りいただきました。

次回は小生が四日市に赴いて御内佛移しと盂蘭盆の法要を行うことになりました。

遠方での法要の依頼は少なからずありまして、そんな時は事前に近隣の城跡や名所に立ち寄れればと付近を確認していくものです。

昨年で四回ほど東京方面に出向きました。

以下反省するもなかなかできない体験を振り返ります。

3/12日は八王子近くでの法事に向かいましたが、早朝430頃に出発したのにもかかわらず到着できずに順延となりました。前日の震災によって清水インターから先は通行止めで、計画通り中央道甲府に向かったのですがどの道もまったく動かず清水の山の中で「中止」の連絡。施主も帰宅困難に陥っていたとのことです。

静かな山あいの町も大渋滞
静かな山あいの町も大渋滞

これは絶対にナビ依存の弊害です。「ナビがあるから楽勝!!」なんて気持ちがいけませんでした。先日の岩村城のナビゲーションも一杯食わされましたが実際トラック同士がすれ違えないような林道にナビの案内で上下線とも車両が進入するなど「にっちもさっちも・・」とはこのことでした。

しかしこのあたりの方々にはほのぼのさせられました。

ところどころに「トイレお使いください」の俄か作りの看板が。誰とも知らぬ迷惑者に自宅のトイレを解放するなんてとても心が優しい人たちです。

とにかく帰宅することもかなわず甲府へ着いたのがお昼過ぎ。

躑躅ケ崎のお館を訪問、散策したのち諏訪湖まで足を伸ばし今井邦子博物館へ。日帰り温泉に入って中央道名古屋経由で帰宅が22時頃。その頃はETC1000円という強い味方がありました。

東北地方が無茶苦茶な時によくもまあ適当なことをしていたと思います。

さて四日市には「これ」といった見ものは無いとのことを伺っておりましたが小和田哲男氏のブログに家康の伊賀越えの到着地点が四日市とありました。四日市の法事のあとは伊賀上野城丸山城伊勢長島一向一揆の砦、寺群を考えています。