堂内法縁は扇風機なしでOK。
それでも境内にはツクツクボウシの声が聞こえていました。
そろそろ10月、先月の暑さにへこたれて19時からのメディテーション正信偈の場所を空調の効いた会館に変更していましたが昨日はその時の温度設定23℃→25℃に。丁度イイ。
午前の法要中に例の「時給1000円」の彼から連絡があったと。
「午後からで構わないので仕事はないか」の打診でした。
仕事の有無と内容については一応私が差配していますので奥方は「お昼に今一度・・・」と電話を切るのですがその前に奥方は興味本位で聞いてみたよう。
当然にまず「それは一体どうして・・・」ということになりますが彼は「食べ物もおカネもない」と窮状を語ったそう。
信じられないような、昔聞いた物語の登場人物の台詞の如しです。
その母親は以前も「食べ物と息子に仕事を・・・」と拙寺庫裏に来られたことがありますが、まったく疑問ばかり。
世の中には私どものお頭では理解できないことがたくさんあります。
ということで「今、仕事は他に何をしているの?」となりますが「何もしていない」と。
持病と入院によって定職につけないとのことですが、実を言えば彼には兄がいて母と彼は兄が建てた家に同居しています。
よってその家は私どもの住まう庫裏よりも余程キレイなのでした。
何より軽自動車ですが車で「通勤」して来ますからね。
「兄貴に喰わしてもらえば・・・」とも「拙寺じゃなくて家の菩提寺に相談してみれば・・・」となりますがいずれもNGのよう。
彼の家の菩提寺は御前崎ですが拙寺より格段にスケールが大きく余裕はありそう。景気のイイお話が伝わっていますし。
兄貴の家に住んでいるので生活保護もムリ・・・といいます。
まぁ兄さんは家のローンで首が回らないとのことですが。
他家内の複雑事情に首を突っ込む気にはなれませんが・・・
先日も記しましたが「拙寺にそう頼られても~」というのが本音ではあります。
しかし昨日は、境内の生い茂る雑草を刈り取る仕事がありましたのでそちらをお願いしました。
ジャングル化したエリアを13時~17時の4時間でしたが案外キレイな出来に仕上げていました。
不思議です。それほどに体が動くのならばもっと効率のイイ、かつ安定した仕事はいくらでもあるはずです。
人間関係に難有り?とも思いつくとこめですが礼儀は通例、感謝の意も伝えられます。何でだろう・・・
彼がその仕事をしている間、私は恒例になった大工仕事をのんびりと。結果的にラクをさせていただいたわけで。
扨、設楽城の遺構と字を。
的場なる字と駒場です。先日記した振草頭首工から国道151号に出た辺りにその地名はのこります。
的場は歴とした字としてありますが的場の位置は設楽警察署中設楽駐在所の国道を隔てた向かいにその標識(場所はこちら)がありました。
古城にはそれに伴う何かしらの名称が伝わるものです。
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