本證寺連判状 業報にさしまかせ 土

 

31日の天気、雨が降ろうが荒れようがまぁいつもの「勝手にしやがれ」の淡々。

その大晦日の雨天予報のせいで仕事が相当量増えましたが「業報にさしまかせ」の通りその日をやり過ごす他はありませんね。

 

昨日は穏やかで温かい一日、やるべき仕事が捗りました。

特に本堂の年回表掲示板を軽トラの荷台に載せて日向に移動。今年の回忌表を剥がし、粘着テープのあとをグラインダーで除去、そして作り立ての2025年用のものを貼り終えました。

例年、大晦日の晩の寒い本堂、ストーブの前で行う仕事でしたからまさに雲泥の差ともいうべき環境の違いのありがたさ。

 

その他色々準備が進みましたが、仕事量から言えば奥方の方が大変そう。

あっちこっちと家の内・外を飛び回っていましたから。

 

扨、先日、某所の某方よりメールをいただきました。

興味深いお話でした。

岐阜県大垣市上石津町打上という地には三河一向一揆の際に三河から逃れ本証寺末寺の了覚寺を頼ってこの地に土着したグループがあったといいます。井上・村田・伊藤の名が伝わっているとのこと。

その了覚寺は大正期に経緯あって専想寺に代わったとのことですがその方の家は明治初期に火災にあって史料が灰燼に帰してしまったとのこと。

 

寺院の変更の歴史も興味深いものがありますし、三河から大垣に逃れた一派の存在と歴史もそう。

その伝承等を伝える書物などがあればと思い拙ブログに記すことにしました。

 

また、拙サイトの「三河一向一揆」本證寺門徒連判状の件ご指摘をいただきました。

誤って記した部分がありました。

連判状の109番目の署名ですが私は当初「井上」と記していましたがよく見ると「上」ではなく「圡」ですね。

よって「井圡」。

ぱっと見で「井上」と記してしまったのでした。

これは私の老化の問題。

修正させていただきました。

 

また圡と𡈽の点付きと土の違いを。意味読み全部同じです。

昨日はNHK番組「ヒューマニエンス」について記しましたが数日前のその番組では「土」にスポットがあてられていました。

その番組紹介を転記すると

生命あふれる地球の秘密が『土』。火星や金星のような岩と砂の太古の大地に、5億年をかけ生命圏を築き、植物の進化、動物やヒトの生き方も「土」が決めてきた。

その豊かさの結実が1000万種以上の微生物が“共に生きる”仕組み。生命のミクロコスモスともいえる土の「団粒構造」。

「共生」を達成しようとする微生物の遺伝子戦略。

岩石などの無機物と生命の相互作用で、地上に万物を生み出してきた。その未知なるチカラに迫る。」です。

 

地球にしかないといわれる生命の源の「土」の漢字は「社」の原字とのこと。

古代人は「土」に万物をうみ出す人智を超えた力があると認めて土をまつったそう。土に崇敬と畏怖のようなものを抱いていたのかもしれません。

「説文解字」という最古の漢字辞典に「土は地の万物を吐生するものなり」と。

「士」と紛らわしいため点を打ったこともあるでしょうが、この点は古い漢字の名残。本当は「点」があってOKの類なのでした。

 

土の偉大さは私にも理解できます。そして植物たちにも。

まぁコンクリートジャングル好きの日本人はその過ちにじきに気づかされる日が訪れるのかも知れません。

「業報にさしまかせ」は歎異抄の中で比較的長い十三章に。

②はその部分。

「善きことも悪しきことも 業報にさしまかせて

  ひとえに本願をたのみまいらすればこそ

                 他力にては候え」

 

③は打ち敷でおめかししたご本尊。

奥方が言うには正月は「三具足」と。

「めでたくもあり  めでたくもなし」でしたね。