高天神城と土方 彌生記念館 甕と三耳壺

午前中は「本日の仕事」、外仕事の段取りをしていると久し振りにお会いした御門徒さんと立ち話。

立ちん坊は私としては問題ありませんが、その方は70歳後半につき、日陰のベンチで・・・と場所を移しました。

殆どその方の近況と世間話でしたが、私は余程、法務等の時間的制約がない限り、先方の一通りのお話が終わって「さぁ帰りましょう・・・」となるまで「聞いて-おしゃべり」のスタンスを大切にしています。

 

まぁそのくらいの年齢の方はかなりの地元事情通でもありますので聞いているだけで面白く時間が経つのもあっという間です。

話は各地から聞こえてくる大雨による災害について、「ここ相良は恵まれて結構安心・・・」から始まって「○○の○○は・・・」と数名をあげてどのような病気に罹ってどのように亡くなったかの件いろいろ。

 

この齢になると仲間と会って話題になるのは「その手のこと」しかないよう。

その方も「○○病院で検査予約してきた」そうで「とてもじゃないがあと10年は生きられないだろう」と仰っていました。

 

その方の持論を記せば飲酒+糖尿病のパターンは最悪だそうで私も「そりゃないわな・・・」と思ったのは、糖尿病となって医師から飲酒の件特に抑えるよう指摘された方のこと。

当人はその気であっても子供達が毎度晩酌をする様を見て、ついつい「オレにも一杯」となってその対策もなしくずし。

結局食事制限、飲酒制限も無茶苦茶になって「酒が飲めないなら死んだほうがマシ」の暴走語彙が出てしまうというところ。

よく聞く言葉です。

 

カンタンには死なせてくれないというのは常道です。

結局その方は多大な苦痛と大切な時間を無駄にしながら死んでいったそう。

病床に縛られること、病院に厄介になれば酒など口にできなくなるのは当たり前のこと。そうなれば観念するのでしょうかね。

その方の談。結論は「医者の云う事を聞け」。

子供達も親の病気に配慮しなくてはね。

また糖尿病は遺伝的要素があるようですから、そこに「将来の私」を思わなくては。人の性というものに苦笑させられました。

 

扨、天気予報は曇りでところによって雨ということでまともな外仕事はできないと踏んで午後から大東方面へ。

帰りに吉岡彌生記念館に寄ってきました。

「高天神城と土方」なる企画展。

パネル紹介が主ですが、城内曲輪等で発掘された甕に古備前を思わせる三耳壺(さんじこ)の修復品が。

骨董価値はありませんがまさしく曲輪での籠城生活が想像できるというものです。

そして室町以前の品というのは当然の事。当時の姿が維持できていれば・・・などと果敢な思いも。

 

当家にある甕・三耳壺の類はせいぜい江戸期のものでしょうから 

ね。

最後の画像は昨日無事に飛び立った雀です。

その前日おそらくテラスのガラスに当たったのでしょう、植木鉢の中で呆然としていました。

 

私の仕事はオレンジジュースをストローで強制的に。

固形物でなければイヤでも飲ますことができます。

箱の中に入れて一晩、朝開ける際、不安がよぎりましたが元気に羽ばたいてくれました。

奥方は「小さい方」でタノム・・・と(~舌きりすずめ)。