除夕の鐘準備OK 今年も盛り上がりそうな気が

昨日は「まぁ、いろいろあった」日でした。

年に一度の恒例「僧俗研修会」が横須賀長圓寺で催される日です。

総代さんたちのお迎えする直前、大阪から油谷氏より「テレビでやってる」との連絡。朝の8時からの番組「スッキリ」にて拙寺が画面に映し出されていました。

時間も結構多めで意外でした。

 

最近は電話取材が多く、実際にお寺に来られたのは今のところ2局です。

電話インタビューは先方さんにとっても効率的ですし、私も時間を取られずお気楽です。せいぜい10分~20分で終了ですからね。

ところがこれまでの実地取材ですと3~4時間、入念に撮影していきます。一昨年は同系列別番組のクルーが同時に境内に「集合」したこともありましたが「電話」ほどラクなものはありません。

 

ここのところの暖かさでそれほど苦になりませんが、「現地」はほとんど付きっ切りになることは確かです。

これも最近の恒例イベントの如くで、このネタが何時まで続くかわかりませんがメディアの要求にはできるだけ対応しようと心がけています。

 

研修会が終了してスグ、奥方が母親(前坊守)と病院に向かうという連絡があって私もそちらへ。

すると奥方からどちらかの放送局が18時の放送に間に合わせたいと帰宅するのを待っているはず・・・と言い出しました。

母親の診断は長くかかりそうでしたので帰宅すると、なんと三社から立て続けに電話が。

1件は「もしかして行くかも・・・」という打診でした。

 

最近は「クレームの電話をきっかけで除夜の鐘をやめた事は事実だが、再開を「お昼から」にしたことに対してクレームのお叱りを受けるようになった」と付け加えています。

実際には「善処したい」とはいうもののメディアの方たちには

歌舞伎の「松竹梅湯島掛額」の「八百屋お七」(鈴ヶ森で処刑)が「番太さん・・・」(門番)との会話と町うちの木戸の開け閉めについては厳しい掟が江戸文化であったのだと説明。

 

要は夜10時頃にはガッチリ木戸は閉められて朝6時頃開けられるということですが、武家屋敷もしかり、いわゆるすべての人々に夜間外出の制限があったということです。

夜間12時頃にそもそも歩き回る(除夜の鐘を撞く)習慣は無かったと。

 

夜間聞くその音の情緒は「娘道成寺」などでいう六時の鐘(時鐘)のことで、除夜の鐘を昼に撞くことが「仏教と日本の文化を壊している」との御主張はあたらないかと(これは以前も記しましたね)。

仏法に大晦日の夜に鐘を撞いて煩悩を消し去るといった記述を見たり文言を聞いたことがありませんし。

 

今のところ、日曜の朝の「ワイドなショー」と来週のどこかの「グッドモーニング」で扱いがあるかも・・・とのこと。

あと東京12では大晦日の1115頃の番組で「取り上げるかも・・」と打診がありました。こちらはお寺で私のお勤めの様子を撮られていきましたが、やっぱりこれは緊張して正信偈を間違えたよう・・・

「視聴者指摘ありますよ」とニヤリとされましたが自分的にはどぉってことなし。「間違えるのが人間だ」の開き直り・・・。

私はどちら様も「OK OK」ということで。

 

①②は横須賀長圓寺の梵鐘と如来さん。

鐘楼はコンパクトで階段を上がらないタイプ。「鐘撞がしやすい」と同行の総代さんたちが。③④は「スッキリ」の画像。⑤⑥が首都圏のみの1800頃のニュース番組(ライブニュース イット)から。いろんなところから「見たよ」の連絡が入ります。

③画像は「よく調べた」と感心しました。

 

よかったな・・・と思ったのはテレビで知ったという方から「是非当日撞いてみたい」という電話があったこと。

私はたくさんの方たちがお寺に来ていただき、それを接待する檀家のみなさんの喜ぶ顔が何より嬉しいです。